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「体調が悪くなって、病院にかかりたい!」そんな時、ニュージーランドでは日本と少し違った医療システムであることをしっておく必要があります。

 

ニュージーランドの医療システム 概要

1.病気・体調不良になる
2.一般医(General Practitioner)に行き、診察を受ける
General Practitioner(G・P)は、内科・外科・婦人科など全般にわたり診察します。どんな疾病でもまずはGPへ行き診断を受ける形になります。GP以外にも Accident & Medical Clinic や Family Doctor と呼ばれるクリニックも最初の診断窓口になります。
症状が改善されない、または高度な専門技術が必要とされる場合は専門医(Specialist)にかかります
A. 専門医の選択
  • GPから専門医を紹介される場合が多い
  • 自分で専門医を希望することもできる
  • 公立と私立があるので状況に応じて選ぶ
B. 専門医への紹介
  • GPで紹介状を書いてもらう
  • 個人情報はGPから専門医へ渡される
C. 専門医へ予約
  • 診察には必ず予約が必要
D. 専門医にて診察
  • 診察料は高額($100〜$300)
 
3.処方箋・薬
  • 医師の診察終了時に処方箋が手渡される。
  • 薬局への処方箋を持参、薬剤師より薬が手渡される。
  • 飲み方は薬のラベルに表示されている。
 

病院について

  • どのようなケースでも、まずは G.P(General Practitioner)に行き診察を受けます。(診察料 $50〜90)
  • 看護師がいる場合には、看護師の問診の後に、医師の診察があります。
  • 処置は看護師が行います。(採血、ガーゼ交換等)
  • 体温は耳で測ることがほとんどです。
  • 専門医は予約制ですので、診察の際には必ず予約が必要となります。(専門医によってはすぐに予約が取れない場合もあり、1〜2週間先になることもあります。)
  • 夜間(6〜7時以降)の受診は料金が割高(約$10増し)になるクリニックもあります。
  • 緊急時は救急車(ダイヤル111)を利用する。
  • 救急車は有料で$88(ビザの種類により減額があります。)、利用後に請求されます(ウェリントンでは無料)。 ※怪我や事故の場合はACCでカバーされますので請求されることことはありません。
  • 国立病院の救急外来は受診までに待たされることもあります。(重症度に応じて診察の優先順位が変わってきます。)
 

処方薬について

  • 医師は必要最低限の薬のみ処方いたします。あなたの病気が“治りかけの状態”にある場合、薬は処方されないこともあります。
  • あなたの病気が“痛み止め”のみ服用し、後は自然治癒力で治っていくと判断すれば、「家に常備している痛み止め(市販のもの)を飲んでください」と言われるでしょう。
  • 医師が抗生物質を処方する時、胃薬を一緒に処方する事はありません。副作用として胃炎を心配される方には、牛乳やヨーグルトなど胃を保護する食べ物をお勧めします。
  • ニュージーランドでは、虫刺され(蚊・ノミ・クモ・疥癬など)のケースが多く、それが化膿した場合には処置が必要になることもあります。しかし、その患部から特定の虫を判断する事が難しく、いくつかの薬を試さなければならないこともあります。
 

薬局について

風邪薬
パナドール(解熱、鎮痛剤)
レムシップ(風邪症状緩和/複数のタイプあり)
咳止めシロップ(咳、痰/複数のタイプあり)
鼻スプレー(鼻水、鼻づまり)
トローチ(複数の味あり)
コドラル(一般風邪薬、朝用&夜用がセットになったもの)
等、様々な薬があります。症状がひどい場合には医師の診察を受け、適切な処方薬を服用することが勧められています。
眼帯
半月状・楕円状で日本のように四角いものは販売されておりません。色も黒などになりますので、眼帯を使用することはあまりありません。
コンドーム
ゴム自体が厚く、日本製のものと比べて破損率が高いです。
タンポン
アプリケーターがついていないものが主流。
リップクリーム
複数のタイプが店頭に置いてあり、SPFの入ったものもあります。
コンタクトレンズ
ソフトレンズが主流。保存液は日本と似たようなものが並んでいますが、値段は高めです。
ファンデーション
脂分が多いため、アジア人の肌に合う物を見つけにくいかもしれません。
日焼け止め
SPFの低いもの(SPF10,15,30)が主流ですが、低刺激性、子供用なども多数あります。
ビタミン剤
どこの薬局もたくさん種類を揃えています。サプリメントの種類も大変多く、値段もお手ごろです。(粒は大きめ)一粒が大きく飲みにくいものが多い。
ビデ
販売されていますが、数は多くありません。
シップ薬
販売されていないところがほとんどです。その代わりに塗布するタイプやジェルやクリームが人気です。
氷嚢・氷枕・湯たんぽ
薬局に限らず販売されています。
マスク
咳による感染予防を目的としたものは販売されていない。(スーパー等で手に入るものは、ペンキを塗るときに使うような、くちばし型の大きなものになります。)
 
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