専門学校では、入学時に英語力の証明としてIELTSのスコア提示を求められます。
IELTSとはInternational English Language Testing Systemの略で、主にイギリスやオーストラリア、そしてニュージーランドでの学校入学や永住権申請時に英語能力の証明として使われており、最近ではアメリカの大学でも一部IELTSによる英語能力の証明を認めているところもあります。
ニュージーランドでも、すでにお知らせしましたとおり、専門学校・大学への進学や、永住権の申請の際に重要となるのが、このIELTSスコアの提示です。
試験はアカデミックとジェネラルの2種類あるのですが、進学を目指されるかたは、アカデミック試験の受験が必要で、試験内容は、「読む」、「書く」、「聴く」、 「話す」を網羅した、4つのパートで構成されています。
日常会話から、講義など多岐に渡る内容が出題され、1回のみ音声を聞き、質問に答えます。電話番号や、スペルなどを正確に書き取るなどの試験問題もあります。
アカデミック:雑誌、新聞、書籍などから出題され、少なくとも1つは論理的なものが出題される傾向があります。
文字数下限あり、足りないと原点対象。また、スペルなどのミスも減点対象。アカデミックでは、2つの問題があり、1つは表や図をまとめて文章で説明、もう1つは意見を論述します。
1対1の面接形式、自己紹介に続き、渡されたカードの内容について話し、さらにその内容からの質問に答えていく方式です。
日本での受験は、都市によりますが、東京では月に1〜2回程度、ニュージーランドのオークランドでは、受験地によって月に1〜2回試験が行われています。詳しくはこちらをご覧ください。
英語レベル | IELTS | TOEFL(Computer) | TOEIC |
---|---|---|---|
6.5 | 570-573(88-89) | 800 | |
Advanced | 6.0 | 550(79-80) | 730 |
5.5 | 520(68) | 645 | |
Upper Intermediate | 5.0 | 500(61) | 590 |
4.5 | 470(52) | 500 | |
Intermediate | 4.0 | 450(45) | 450 |
3.5 | 400(32) | 300 | |
Pre Intermediate | 3.0 | 370(29) | 300以下 |
※IELTS と TOEFLは運営団体、試験形態の違いから公式な換算表は発表されていません。この概算表はお客様の英語レベルを計る目安としてご使用ください。
上記で、他の資格試験との点数比較を出してありますが、あくまでも目安です。
TOEIC900点で、某換算表でみると7.5ポイント相当とあったので準備をしないで受験すると、5.5ポイントしか取れなかった!という例もあるので、注意が必要です。
IELTSは他の英語能力試験とは形式も全く異なるため、IELTS用の試験対策が必要になります。
ニュージーランドでは、多くの語学学校でIELTS対策を行っていますので、英語はある程度の能力があるけど、IELTSがどういうものなのか分からない、という方は、少し早めに現地にお越しになり、英語学校でのIELTS対策を経てから、専門学校へ進まれるのがよいでしょう。