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Vol. 12 ラグビーワールドカップ オールブラックス敗退を理由に虐待を受ける!

VOL.12 2007年10月23日 ───────────────────────
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                発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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先日、郵便局に私書箱を開設に行きました。

15分くらい説明を聞いて、いざ開設となったとき「あ、ここではいっぱい
なのよ」と言います。「えー!いっぱいだったら先に言って!」と思い、別
の郵便局へ行こうとしたら、他の係員が「いっぱい空いてるよ。」と言うの
です。どうなってるんだか。

そして、申込みをして支払いのときに、「$135です」というのですが、
さっきの説明では$150と言っていました。そこで「$150じゃないの
?」と聞いたのですが「$135だよ」と言うので、「じゃ、それなら」と
$135支払ったら、会計後に「あ、$150だった」と言うのです。

さすがニュージーランド。人によって言うことは違うし、案内ミスも多いし
、人の時間をどれだけ無駄にしたら気が済むんだ!と怒りたくもなりますが
、こののんびり気質のニュージーランド人に怒っていたらきりがなく、「こ
れがニュージーランド人」とあきらめるか「のんびりしてていいわね」とほ
ほえましく思うか、どちらかじゃないと、この国では生活できないのだと、
今日もひしひしと感じました。


(よ)


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今日のメルマガラインナップ

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1.NZのニュースから (Vol.01)
   〜 ラグビーワールドカップ オールブラックス敗退 〜
2.NZで働く (Vol.01)  〜 車屋編 〜
3.NZ生活情報 (Vol.01)  〜 交通 〜
4.連載コラム! 周さんのNZ生活(VOL.06)
   〜 国技 〜


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  1.NZのニュースから (Vol.1)
    〜 ラグビーワールドカップ オールブラックス敗退 〜

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ワールドカップでNZが敗退してしまいました。準々決勝での敗退はニュー
ジーランド代表としては、史上最低の結果だったそうです。

そして、NZ情報サイト「NZ大好き」に載った驚くべき記事は以下の通り
です。「オールブラックス敗退を理由に虐待を受ける女性達」ラグビーが大
好きなNZ国民は、嘆き悲しみ、その落胆や不満のはけ口として家庭内で暴
力を振るう人が発生しました。

各地の女性保護施設では、日曜日にオールブラックスが敗けて以来、利用者
数が増加したそうです。普段は温厚なNZ人が、スポーツで、ここまで熱く
なってしまうとは、いかにラグビーがNZ人に愛され浸透しているスポーツ
かということを思い知らされます。それにしても、身近にいる自分より弱い
相手に当たるのは卑怯ですね。NZ人は精神的に子供っぽいと感じることが
よくありますが、これもその表れなのかもしれません。

そして、先日、選手団がクライストチャーチ空港へ到着しました。空港へ集
まったファンの数はもう向こうが見えないほどで、2000人以上が集まっ
たそうです。熱狂的なファンたちは決して選手を責めることなく、むしろ「
よくがんばった!」と、暖かく迎え入れていました。

チームの旗を持ち、ユニフォームを着て「オールブラックス!オールブラッ
クス!」と声援を送るファンの姿は、ラグビーに全然興味のない私も胸が熱
くなりました。勝つことはもちろん大切ですし、国民の期待を背負って戦っ
ているわけですから、敗退しての帰国は、選手にとってもつらいものだった
でしょう。しかし、空港で待ち受けていた多くのファンに歓迎され、選手団
もきっととても嬉しかったと思います。

通常、ワールドカップ終了後は、選手は各自帰国するそうですが、今年はチ
ーム一丸となって帰国しました。マネージャーは大会前から「どのような結
果になっても最後まで共に闘うことが重要だ。だから帰国するときもみんな
一緒だ」と話していたそうです。敗退したときに、監督や選手をブーイング
から守るためでもあったのだと思いますが、選手一丸となって帰国したら、
ブーイングどころか温かくファンに迎え入れられるとは、嬉しい誤算だった
のではないでしょうか。

オールブラックス敗退後も、ワールドカップの視聴率は下がっていないそう
です。これは、オールブラックスだけを愛するのではなく、ラグビーそのも
のを愛している国民性の表れなのかもしれません。



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  2.NZで働く (Vol.01) 〜 車屋編 〜

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今回ご紹介させていただくのは、クライストチャーチで車屋を営むGlobal T
rade Service(以下GTS)社長の山田さんです。山田さんは、最初からN
Zでの起業を目的として渡航されました。

ここで、GTSをあえて「車屋」と表現させていただいたのには理由があり
ます。GTSでは、車の修理、販売、買取、レンタル、輸入、保険加入と、
車に関する業務ならほとんどなんでも請け負ってくれる会社なのです。

では、山田さんは、どのようにしてこのような車の何でも屋であるGTSを
ニュージーランドで始めることになったのか、その経緯を聞いてみました、

山田さんがNZにやってきたのは2004年3月でした。もともと起業を計
画していたため、どの都市での起業がもっとも適しているのかを見るため、
2003年10月に、NZへは一度下見にやってきていました。そのとき、
オークランドにはすでにたくさんの日本人経営の車屋があったこと、クィー
ンズタウンでは日本人の需要が小さすぎることから、適度に日本人も在住し
ており、でも、車屋の数がそれほど多くないクライストチャーチにて起業す
ることに決めました。

元々、起業家ビザ(ロングタームビジネスビザ)を取得する目的でいました
が、まだワーキングホリデービザを取得できる年齢であったため、とりあえ
ずはワーホリビザで入国し、それから企業家ビザ申請をすることにしました。

ところが、市場調査や、情報収集などをしている中で、たまたま車のセール
スと修理をやっている日本人の会社で仕事ができることになり、そのままそ
の会社で就労ビザサポートをしてもらえることになったのです。これでわざ
わざ企業家ビザを申請する必要もなくなったわけです。就労ビザで1年働く
と、永住権申請の際のIELTS試験が免除になる可能性が高く、実際、山
田さんもIELTS免除で永住権申請をすることができました。

2004年に渡航、2005年に就労ビザ取得、2006年に永住権取得と
、とんとん拍子に進んでいき、現在では独立し、会社設立にいたりました。

もともと山田さんは車の整備の専門学校を卒業しています。しかし、将来は
起業を考えていたため、「整備しかできないのではダメだ」考え、卒業後、
車販売の会社に就職をしました。そこで車販売の経営のノウハウを学び、そ
の後店舗を任されて実践も交えた経営を行うこともできました。
一つの能力が長けていても成功することはなかなか難しいものです。しかし
、長けた能力を2つ3つ持ち合わせる事により、厳しい競争社会の中でも勝
ち残る事が出来るのだと思います。ましてやNZのようなのんびりとした国
では、一人でいくつものことができる人は成功しやすいと言えるでしょう。

ただし、そんな山田さんも後悔していることがあります。それは、英語の勉
強をまったくしてこなかったことです。NZ入国当初は、住む場所を探すこ
とすらできなかったそうです。その後、車の販売の仕事をするようになって
からも、英語での苦労は計り知れませんでした。しかし、英語学校へ行く時
間もなく、仕事の中で英語を学んだり、BARでお酒を飲みながら英語を使
っていくなど、ニュージーランド人と積極的に話す機会をつくる事で実践し
て英語を覚えていきました。しかし、基礎英語力がないままに学ぶ英語は、
スラングやナマリなど不確かなものも多く、英語が伸びるのにも時間がかか
りました。

以下は山田さんからのメッセージです。

「僕は日本でのTOEICの点数は200点以下でした。400〜500点
くらいまで日本で勉強し、後はニュージーランドの語学学校へ行ったほうが
英語力は抜群に伸びると思います。ニュージーランドは時間にも余裕がある
国なので、落ち着いて自分の能力を伸ばしてゆけるでしょう。」
これから渡航を考える人は、NZにきて、まずは英語を勉強してから永住や
、起業に取り掛かることをおすすめします。


▼車のことならGlobal Trade Serviceへご相談してみてださい。

GLOBAL TRADE SERVICE LIMITED
http://www.cargts.com/



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  3.NZ生活情報 (Vol.01)  〜 交通 〜

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ニュージーランド国内での移動は、飛行機、長距離バス、車の3つがメイン
です。しかし、飛行機のチケットはかなり高価で、短期の旅行や仕事での移
動では飛行機を使いますが、のんびり旅行をするという観点からは、長距離
バスや車がメインとなります。

それでも、日本から旅行会社を通してNZ国内の飛行機の予約を取ろうとす
ると、これはもう目が飛び出るような金額を請求されますので、もし、NZ
国内での移動で飛行機を考えているようでしたら、弊社のツアーデスクにご
依頼いただければ、現地価格での購入が可能です。


(例)オークランド→クライストチャーチ   片道$140
    クライストチャーチ→クィーンズタウン 片道$100
    オークランド→クィーンズタウン    片道$160


さて、それでは各都市内の交通の便はどうなのでしょうか?各都市在住のス
タッフに聞いてみました。


≪オークランド≫

オークランドには、バス、フェリー、電車、などの交通機関がありますが、
最も本数が多く発達しているのはバスになります。バス路線は、シティー中
心地から各方面へ向けて無数のバス路線が走っています。

1区間いくらというステージ制をとっていて、一番路線の多い大手バス会社
Stagecoachの場合で、1ステージ:1.6ドル、2ステージ:3.2ドル、
3ステージ:4.3ドル、4ステージ:5.4ドルとなっています。また、
9回の料金で10回乗れる10ライドチケット(回数券)や、乗り降り自由
なオールゾーンマンスリーパス$170もあります。

また、街の中心部には、無料循環バスも走っています。バスのほか、車の保
有率も高いですが、シティー内は駐車料金が高いので、通勤にはバスを使い
、日常的なお買い物には車を使うという人も多いようです。


≪クライストチャーチ≫

クライストチャーチの交通はバスしかありませんが、市内をバス路線が網羅
しており、どこに住んでも、乗り継ぎなしで、バス一本で街の中心部まで出
てくることができ大変便利です。また、街の中心部にはバスエクスチェンジ
と呼ばれる大きなバスターミナルがあり、すべてのバスはそこから発車しま
すので、バス停を探す苦労もありません。

料金も手ごろで、市内は一律$2.5で乗車でき、バスパスを利用すると一
律$1.9となります。このバスパスは、様々なサービスがついており、上
手に利用すると月約$80で乗り放題になります。

市民には自転車での通勤通学をする人も多いのですが、これは、クライスト
チャーチがどこまでいっても平野で、非常に自転車での移動が便利だからで
す。もちろん車での移動も主流ではありますが、市内は各所にパーキングメ
ーターが設置され、また、最初の1時間は駐車無料の市が運営する立体駐車
場がたくさんあり便利です。街の中心部は、イエローバスと呼ばれる無料の
循環バスが走っていますので、徒歩でもバスでも簡単に移動できます。


≪クィーンズタウン≫

クイーンズタウンは小さな町ですので、町の中心部の移動でしたら徒歩で十
分です。町全体を移動しようとするとバスを利用することになりますが、バ
スルートは町の中心から東西へ向け1本ずつ、定期バスが1時間に2〜3本
出ています。

料金は片道最高$5(片道)となっています。定期券等はありませんので、
頻繁に利用するようでしたら回数券の購入をお勧めします。長くクイーンズ
タウンにステイするつもりでしたら、思い切って車を購入するのもひとつの
方法です。町中にはフリーのパーキングスペース(時間制限あり)が設けら
れているほか、町の中心から少し離れれば路上駐車もOKです。また、信号
がありませんので、渋滞知らずのドライブも魅力です。

どの都市でも、主流の交通はバスのようです。もちろん車での移動がもっと
も便利ですので、NZにきたら、車とバスを上手に活用したいものですね。


▼NZ国内旅行やアクティビティはお任せください。その他、日本行き、オ
ーストラリア、各諸島行き航空券も取り扱っています。

イーストウィンド ツアーデスク



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  4.連載コラム! 周さんのNZ生活(VOL.06)
     〜 国技 〜

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「ムリへんにゲンコツ」という言葉を知っていますか。知っている人は相撲
に詳しい人だ。かつて相撲部屋に入門した若者はこの言葉を周囲の人からい
やというほど聞かされたはずだ。新人の相撲取りは、親方や先輩から無理な
けいこを強いられ、厳しく行儀を教わって一人前に成長して行く。この過程
で親方や先輩の気に入らなければしょっちゅうゲンコツという制裁を浴びる。

「ムリへんにゲンコツ」は相撲社会の独特の鍛え方をさす言葉だ。このしご
きに耐え、「なにくそ」と反発してがんばった者だけが関取という十両以上
の地位に這い上がれると言われている。

時津風部屋で新人の相撲取りが「ムリへんにゲンコツ」が行き過ぎて死亡、
刑事事件になった。横綱審議会のオエライさんを含めてほとんどの関係者は
今度の事件を聞いて「やっちまったか!」というのが本音だろう。相撲社会
に常識はずれの「しごき」があるのは横審の関係者の誰もが知っているはず
だ。知らなかったとはいえないだろう。相撲取りはそうやって強くなってい
くものだという暗黙の了解があるはずだ。かつて大横綱と言われた人も過剰
なしごきの現場を写真週刊誌に暴露されて問題になったことがある。さらに
また、10月に入って今度は武蔵川部屋で「傷害事件」が起きた。

両国国技館の近くで生まれ育った筆者は中学校の同級生に相撲取りがいたし
、相撲部屋の親方の息子とは同じクラブ活動(相撲ではない)のメンバーだ
った。今は禁じられているが北の湖現理事長も中学生で入門している。それ
だけに筆者は中学生のころ学校の近くの相撲部屋を訪ね、そのすさまじい稽
古場風景も目に焼きついている。

相撲社会に限らず日本のスポーツ界にはまだこのような「悪しき風習」が残
っている。高校野球はじめ大学の体育会スポーツにも「イジメ」に等しいし
ごきがある。横綱審議会のメンバーでさえ承知している風習だから、日本人
にはどこかイジメを許容する精神構造があるのかもしれない。日本のスポー
ツ界から一切しごきを禁ぜよ、と言ったら大半の指導者は「それでは強くな
らない」と反発するだろう。ハードトレーニングとしごき、しごきとイジメ
。この辺の境界は日本ではあいまいに流されているような気がする。文部省
もこの辺のところから考えていかないと学校のイジメは無くならないのでは
ないか。

ラグビーワールドカップ、ニュージーランド代表のオールブラックスは10
月7日準々決勝で伏兵フランスに敗れたが、キャプテンのリッチー・マコウ
や人気者のダニエル・カーターが「しごき」で育ってきたとは思えない。彼
らは恵まれた体力に加えて自らの意思で自分自身をきびしく鍛え上げて来た
に違いない。生き生きと楽しそうにプレーする彼らを見ると同じ国技でも育
ち方はだいぶ違うと思う。子供への体罰を「犯罪」とする国だ。この国にも
イジメは存在するだろうがそれを心の底で許容してしまう社会的風潮はない
。プレーヤー自身が自らにハードトレーニングを課していくのがスポーツ本
来のトレーニングのあり方だろう。しごきやいじめを日本のスポーツの「文
化」にしてはならない。


(周)


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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
次回のニュージーランド情報もお楽しみに!

これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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