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Vol. 234 NZの繁栄指数

VOL.234 2016年11月7日 ───────────────────────
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               発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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 皆さま、こんにちは。

 10月末にオーストラリアに勝利して連勝を18と伸ばしていたオールブラッ
 クスですが、先日シカゴで行われたアイルランド戦にまさかの敗戦を喫し
 てしまいました。アイルランドにとっては、1905年からテストマッチを重
 ねて28戦一度も勝っていなかった(27敗1分け)のですが、111年越しの歴
 史的勝利となりました。

 この試合はアイルランドがオールブラックスに対する勝利へのモチベーショ
 ンが高かったのかミスが少なった一方、オールブラックスにはミスが多かっ
 たですし、前半にはイエローカードをもらい、試合が後手後手になった感じ
 でした。

 今回の敗戦はオールブラックス、またニュージーランド国民にとってもショッ
 クな結果となってしまいました。今年残り3戦はアウェイで厳しい試合にな
 るとは思いますが、ぜひ3連勝で締めてもらいたいですね。

 それでは本日のメルマガをお届けいたします。

 (た)


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 今日のメルマガラインナップ

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 1. NZの繁栄指数

 2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
  「第39回: タバコと税金」

 3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について

 4. 移住会員さま/NZコラム

   T’s Remyさんのニュージーランドコラム
   〜 自由な国で子供たちの成長を見守る 〜



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 1. NZの繁栄指数

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 ドバイに本拠地を置く、レガタム研究所による、本年度のレガタム繁栄指
 数(Legatum Prosperity Index 2016)で、NZが過去7年連続一位であった
 ノルウェーを追い抜いて、世界第一位に選ばれました。これは富や福祉に
 よる評価方法で、経済の質、ビジネス環境、政治、健康、自由など、8種類
 の異なる指数から、142カ国をランク付けしているものです。

 NZはこの10年、特に2008年の経済危機や2011年カンタベリーで起きた震災
 以降、2012年から飛躍的に繁栄してきたことが評価されました。今回NZの
 指数で特にランクが上がったのは、ビジネスチャンス(9ランク上昇)と、
 健康(8ランク上昇)でした。
 日本は今回、昨年から順位を4つ落として、総合22位でした。

 ただやはりこういったNZの繁栄の一方では、不動産価格の上昇、それに伴
 う賃貸価格の上昇、役所による建築許可の取得遅延による物件数の不足な
 ど、解決しなければならない重大な懸念事項が存在しているのです。

 特にオークランドの住宅価格については、1981年以降の平均上昇率はこれ
 まで年間4.5%程度であったのですが、2012年から高騰し始め、2015年8月
 からの1年間ではなんと16%と、4倍近くの上昇率になってしまいました。
 また1世帯当たりの収入は、現在の統計では約75,000ドルほど(1999年〜
 2016年まで年間3.35%の上昇率)ですから、20年後の2036年には167,000
 ドル程となり、そのときの家の平均価格はこのままでいくと19倍以上
 (300万ドル - 約2億2千万円)になるのではないかという統計も出ていま
 す。
 ※通常は収入の5倍程度が一般家庭の購入可能な家の価格と言われていま
 す。

 前回のメルマガでもご紹介しましたが、このようなNZの不動産価格高騰の
 影響を受け、NZ政府は不動産売買に関して近年様々な制限を設けるように
 なってきており、こういった規制は今後も厳しくなるものと予想されます。



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 2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
  「第39回: タバコと税金」

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 こんにちは!国際税務コンサルタントのJATコンサルティング代表 内山直
 己です。この場をお借りして税金に関するお話しをさせていただいていま
 す。

 今日のテーマはタバコです。喫煙人口が20%を割るようになった日本ですか
 ら、愛煙家の方よりタバコに対してネガティブなイメージを持たれている
 方の方が多いのではないでしょうか。

 *******************************************************************
 (引用開始) 自民党の受動喫煙防止議員連盟会長の山東昭子元参院副議長は
 25日、首相官邸で菅義偉官房長官と会い、2020年の東京五輪・パラリンピッ
 クに向けた受動喫煙防止対策として、たばこ税の増税により、たばこ1箱の
 価格を1000円以上に引き上げるよう申し入れた。菅氏は増税の是非には言
 及しなかったが、「五輪もあり、いいタイミングだ」と応じ、受動喫煙防
 止のための法整備を急ぐ考えを示した。(2016/10/25-16:47)
 (引用終了:2016年10月25日付時事通信ドットコムより抜粋)
 *******************************************************************

 日本は諸外国に比べて、タバコの値段が著しく低いと言われています。実際、
 円換算で1,000円を超える国がかなり多く、私が住んでいるニュージーラン
 ドでもマルボロが一箱$23とのこと。円にすると1,800円くらいでしょうか。

 ところで、みなさんはたばこ税がいくらくらいの税収になっているかご存
 知ですか?実は、2兆円強なんです。そして、この金額はもう何十年も似た
 ような金額で推移していて、大きな変化を見ることができません。ちなみ
 に、日本の一般会計における税収からの歳入は58兆円ですから、たばこ税
 の比率は約3%。また、消費税の1%がおよそ2兆円と言われていますので、た
 ばこ税の税収は決して少なくないのです。

 でも、喫煙者って、昔に比べて減っているよね?それでも、たばこ税の税
 収が変わらないって、変じゃない?と思われた方、その通りなんですが、
 実は不思議でもなんでもないんです。
 たばこ税の税収は、タバコの販売数がいくら落ちこもうが、喫煙者がどれ
 だけ減ろうが2兆円程度の税収がキープできるように、政府が政策的に適宜
 増税を行なっているのです。
 もちろん、タバコが値上げになれば、少なくない方が禁煙に走ります。そ
 の喫煙者の減少率と増税率をうまく読みながら調整していくのです。
 実際、2000年から2015年までにタバコの販売実績は60%を切るくらいまでに
 落ち込んでいるのですが、たばこ税の税収はほとんど差がありません。

 とはいえ、今回の提言にある一箱1,000円は、税収へのインパクトの予測が
 かなり難しいのではないかと思います。いままでの値上げ幅とは比較にな
 らないくらいの増税ですから、消費者の動きが読むのが難しいでしょう。
 下手をすると、たばこ税からの税収が激減する可能性もあります。そうす
 れば、他の税金から穴埋めをする必要もでてくるかもしれません。事は、
 喫煙者だけの問題にとどまらないかもしれないのです。

 今日はこのあたりにしておきましょう。でまた次回に!



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 3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について

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 2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
 済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
 ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
 じくも知らしめることになりました。

 これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
 角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。

 それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
 得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
 す予定であることを発表していました。

 震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
 が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
 いくのは間違いありません。

 その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
 「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
 引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
 を予定しています。

 相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
 マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
 く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
 時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
 できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。

 子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
 る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
 により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
 1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
 界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。

 海外相続、相続対策について詳しく資料を元にご案内させていただきます。
 下記メールアドレスまでお問合せください。



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 4. 移住会員さま/NZコラム

   T’s Remyさんのニュージーランドコラム
   〜 自由な国で子供たちの成長を見守る 〜

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 初めてニュージーランドに移住の下見に訪れた4年前を、この時期になると
 思い出します。その半年後に私たちは日本を出発しました。
 私の海外移住の動機は「日本で、もうこれ以上子育てをしたくない。」と
 感じたことがきっかけです。

 当時小学校を卒業したばかりだった長女には先日、仮の運転免許証が発行
 されました。こちらでは16歳から取得できます。

 彼女は毎朝一番早く起きて、妹たちの分までお弁当を作ってくれます。ほ
 とんど英語ゼロの状態からこちらに来て最近では学校で表彰されることも
 多くなり、頼もしく感じています。

 次女は、日本では嫌がっていた学校に、進んで行くようになりました。こ
 ちらに来てやっと、学校にあまり行きたがらなかった理由が理解できたよ
 うな気がします。勉強は得意な方ではありませんが、彼女の洞察力にはい
 つもハッとさせられます。

 3番目の子は、こちらに来て2年くらい学校でほとんど英語を話さなかった
 ようです。担任の先生に呼び出されて、親としてお叱りを受けたことがあ
 りました。それでも嫌がらずに毎日通学する姿を見ながら、長い目で見守っ
 てあげたいと思ったものでした。

 三人三様、考え方も得意とすることも違います。言葉がまったく通じない
 場所にいきなり連れてこられて、それなりの苦労もあったと思います。

 子供たちに対して私は、テストの点数が良くても悪くてもほとんど何も言
 わないことにしています。教育には無関心な親を装い、周囲や先生から何
 を言われようと決して動じず。本当に必要なときにだけ親が出ていくとい
 う態度を、私は貫いています。

 子供たちには常々「学校の先生の言うことが必ずしも正しいわけではない
 から、自分の頭でちゃんと考えなさい。」と話しながら、常識的ではない
 意見や結果を敢えて提示することにしています。

 こちらは日本よりかなり緩い教育環境です。でも知識は所詮、知識。誰か
 と比較することも競争も必要なく、勉強ができるからといって偉いわけで
 もなくそれよりも私は子供たちに「ちえ」を身に着けていってほしい。

 どの国も様々な問題を抱えていますが、子育てのためにニュージーランド
 を選択したことは間違いではなかったと私は確信しています。

 子供たちにはこのまま「ありのままに」成長していって欲しいと願ってい
 ます。



 ** T’s Remy ******************************************************

 Ozospa* 製品は、現在NZより日本へ直送しています。
 http://www.ts-remy.com/ozospa-oral-care-system/

 ・ Facebook /tsremy.nz/

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 ■  T’s Remyさんのニュージーランドコラムバックナンバー:

  「医療現場でも効果が確認されている「NZのナチュラル製品」」
  https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=228

  「ニュージーランドの温泉」
  https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=222

  「ニュージーランドの秋の味覚」
  https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=221



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 <編集部より>

 次回の移住メルマガは11月21日の配信となります。

 どうぞお楽しみに!



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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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