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Vol. 142 ワイタンギ条約の歴史
VOL.142 2013年2月11日 ────────────────────────
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オークランドの南北をつなぐハーバーブリッジには、普段2本のニュージー
ランド国旗が掲げられています。しかし、先週の水曜日は片方の旗がマオ
リ族の旗に差し替えられておりました。
その日は、ワイタンギデーというニュージーランドの祝日で、イギリス政
府と先住民マオリ族の和平条約が結ばれた日を記念する祝日です。
歴史上では幾度かの紛争があったようですが、今ではマオリ文化はニュー
ジーランドの観光資源となり、日常で民族間の問題を感じさせられること
はありません。
いろいろな国の人々が集まる都市オークランドで、人種問題をそれほど気
にすることなく生活できるのも、先住民族との共存を続けてきたニュージー
ランドだからこそなのだと、掲げられたマオリ族の旗を見て感じました。
ワイタンギ条約の歴史については、本編にてさらにご紹介させて頂きます。
(よ)
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今日のメルマガラインナップ
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1. ワイタンギ条約の歴史
2. ファイナンス
〜 NZドル相場、主要通貨のなかで最も上昇 〜
3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
4. 移住会員さま/NZコラム
Four Paddleさんのニュージーランドコラム
「 3人の子どもたちが過ごすサマーホリデー 」
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1. ワイタンギ条約の歴史
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毎年2月6日は、ワイタンギデーというニュージーランドの祝日です。
いまから170年以上も前の1840年2月6日、英国政府から派遣された代表団と
北島北部の主要なマオリの首長たちとの間で、ワイタンギ条約が締結され、
それを記念する日となっています。
このワイタンギ条約は、「全てのマオリ族は英国女王の臣民となり、ニュー
ジーランドの主権を王権に譲る」、「マオリの土地保有権は保障されるが、
それらの土地は全てイギリス政府へのみ売却される」、「マオリはイギリ
ス国民としての権利を認められる」という内容でした。
しかし、ほとんどのマオリ族の首長たちは、英語を理解することができな
かったため、英語の条約とともにマオリ語に翻訳されたワイタンギ条約が
作成されます。そこで、英語とマオリ語の条約の間でいくつか解釈の異な
る条文が記されました。
その相違は、翻訳上の問題だったのか、それとも意図的に行われたのか、
いまとなっては知る由もありませんが、条文の解釈の違いが引き金となり、
1843年から30年間ほど続くマオリ族の反乱が起こりました。
反乱は鎮圧されたものの1975年にワイタンギ審判所が創立されるまで、そ
の問題は先送りされました。そして、ワイタンギ条約で認められた権利に
ついて、再度審議が開始され、その結果、一部強奪された土地を返還し、
英語だけだった公用語にマオリ語を加えることになりました。
過去には、この記念日に、権利を取り戻すための抗議を行っていたマオリ
族との間で揉め事も起きたことがありました。今だ、多くの部族たちは政
府の扱いに不満を募らせていますが、最近では平穏に記念式典が行われる
ようになっています。
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2. ファイナンス
〜 NZドル相場、主要通貨のなかで最も上昇 〜
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NZ準備銀行は1月31日、政策金利を2.5%に据え置くと発表しました。
NZドル高、地震の復興需要によるインフレ圧力増大、住宅価格の上昇への
警戒感から、15回連続の据え置きとなりました。
NZ準備銀行は今年も政策金利据え置きを続けると見られていますが、堅調
な国内景気動向や住宅市況の上昇などを受けて、物価上昇圧力が徐々に高
まる公算が大きいことや、輸出相手国の景気回復を追い風に、NZ輸出価格
が持ち直すと見込まれることを背景に、市場における利上げ観測が浮上す
ると考えられます。
NZドル相場は、昨年から引き続き、主要通貨のなかで最も上昇しています。
このNZドルの実効為替レートが、短期的にはスピード調整の可能性はある
ものの、2014年の上半期まで現在の水準を維持するとの見方もあり、NZ政
府は、世界的な経済成長の鈍化やNZドルの上昇がNZの景気回復を妨げる可
能性があると慎重に見ています。
NZドルは対米ドルで年間6.6%上昇。対円でも、2007年7月の97.73円
(中値)の高値を目指すが如く、2月7日現在で、58.59円(中値)高値を付
けております。
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3. ご案内
〜 いま注目される、海外相続の必要性について 〜
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2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
じくも知らしめることになりました。
これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。
それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
す予定であることを発表していました。
震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
いくのは間違いありません。
その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
を予定しています。
相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。
子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。
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4. 移住会員さま/NZコラム
Four Paddleさんのニュージーランドコラム
「 3人の子どもたちが過ごすサマーホリデー 」
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■Four Paddleさんのニュージーランドコラムバックナンバー:
「 子ども3人が感じたニュージーランドの学校生活 」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=139
「スイミングが大好きな娘のニュージーランドでの楽しみ」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=136
「小学6年生の決意」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=130
4学期制であるニュージーランドの最後の4学期が昨年10月にはじまったの
ですが、この学期のほとんどがキャンプやスイミングなど様々なアクティ
ビティーで過ごすことに驚きました。泊まりのキャンプは学期に2回あり、
卒業を控えている13歳の長男は、飛行機でウェリントンへ行く一週間ほど
の卒業旅行のようなものを経験しました。キャンプのない日は、一日おき
にスイミングアクティビティーがあり、勉強はさておき、子どもたちの心
を育んでいくには、素晴らしい環境だと思いました。
ニュージーランドの夏に迎えたはじめてのクリスマスも良い思い出となり
ました。午前中は家族ぐるみで親しくさせてもらっているニュージーラン
ド人ファミリーに招待していただき、ニュージーランドのバーベキューを
楽しみました。おもちゃの入っているクラッカーを開けたり、フルーツケー
キのようなプディングを食べることがクリスマスの習慣だと知り、子ども
たちも驚いていました。バーベキューが終わると、子どもたち全員は水遊
びです。「クリスマスだけど、クリスマスっぽくない!」子どもたちは、
不思議な一日に感じていたようです。
夜は「お互いニュージーランドに来たから出会えたね!」と言うほど、馬
が合うドイツ人の親友宅に招待され、もう一度バーベキューを楽しみまし
た。子どもたち同士もとても仲良しです。子どもたちのお世話をするばか
りでなく、私自身が友達を作り楽しめる環境になってきたことはごく最近
です。異国で異なる言葉を使って生活をしていても、出会う人々や友だち
は、日本にいる時に仲良しだった友人たちに考え方が似ていることにも気
づきました。日本を思い出しつつ、うれしく思います。
クリスマスが終わると長男は同じ学校の親友ファミリーとミルフォードサ
ウンドの近くのマナポウリという素晴らしくきれいな街へ2週間キャンプへ
行きました。そこでは、ボートの操縦やジェットスキー、カーレースなど、
日本では体験できないようなことをさせてもらったようです。英語漬けの
生活の中、一度だけ「日本語がしゃべりたくなったから」と連絡がありま
したが、それ以降は元気に過ごせたようです。体は大きいけれど、まだま
だ親が必要な時期なのだということも確認できました。
10歳の長女は、学校の最後の集会でクラス代表に選ばれ、皆の前でダンス
をしました。ニュージーランドにやって来て初めてダンスをしたのですが、
親の私が驚くほど上手に踊っていました。ボーディングダンスと言うらし
く、カップルで足並みをそろえて踊る、昔ながらのダンスのようで、とて
もかわいらしかったです。
また日本でもスイミングをしていた長女ですが、チームの同年齢歴代記録
を塗り替えているようで、コーチや友だちの親にも褒められてとても喜ん
でいました。コーチには「ウエリントンで開催される全国大会に出場する
か?」と聞かれました。親の立場としては息子を置いていけないのですが、
娘は「イエス!イエス!」の反応でした。いろいろと調整が必要ですが、
実現した折には、また素晴らしい体験ができるだろうと感じています。
もうすぐ9歳になる次男の面白いこといえば、英語です。ニュージーランド
で生まれ育ってる日本の子どもたちと遊ぶ機会が何度もあるのですが、遊
んでる最中に彼らから「英語じゃなくて、日本語で話していいよ。」と言
われるほど、変な英語を大きな声で堂々と使っています。
長男は「自分より英語の上手な人の前で英語をしゃべるのはしゃべりにく
い」話してますが、次男はそういう思いはないようです。相手の国籍や年
齢を気にすることなく、頭に浮かんだ英語もしくは日本語を発するという
彼ならではのキャラクターがあるので、英語が上達していく時間も一番早
いのではないだろうかと思っています。
日本から遠く離れたニュージーランドでの生活を始める前は不安しかあり
ませんでした。しかし、子どもたちの順応性に助けられ、子どもたちの充
実している姿を見て、私もがんばることができています。我が家の場合、
子どもたちが来たいという希望だったこともあり、学校を含めすべての生
活がとても充実しているように思います。
また、ニュージーランドに来て「日本の学校教育」の水準の高さを知りま
した。授業参観日などで見ていると、日本の学校教育はとても丁寧です。
小学3年生くらいで使う三角定規やコンパスなどは、大きな見本を使って先
生が体で教えてくれます。漢字の書き方は、大きなマスに大きく丁寧に書
いてくれます。そして、習ったことは必ず宿題に出ます。
ニュージーランドは、教える先生によってカラーが異なり、この先生のク
ラスはダンス、お隣の先生のクラスはコンピューターに、それぞれ力を入
れている感じです。日本の教育の良い所であり、ニュージーランドでは絶
対にないように感じる『ルーティーンワーク』の習慣を存続させたくて、
子どもたちが5歳になると始めていた「公文」を続けています。
きちんと目的を持ち、日本の良い所とニュージーランドの良い所を取り入
れて子どもたち3人と元気に暮らしています。
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<編集部より>
本当に子供たちの順応性は素晴らしいですね!私たち大人は文法を気にし
たり、うまく話せなかったらどうしようと不安になったり、結果として英
語でコミュニケーションをとる機会を失っているように思います。正しい
英語を話そうとするよりも、まずは頭に浮かんだ英語を伝えることが重要
なのではないでしょうか。子供たちから学ぶ点は多いですね。
次回の移住メルマガは、2月25日配信となります。
どうぞお楽しみに!
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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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