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Vol. 145 マーマイトの販売再開

VOL.145 2013年3月25日 ────────────────────────
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               発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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 皆さま、こんにちは。

 こちらオークランドでは、日中はまだまだ夏の陽気ですが、先週あたりか
 ら明け方や夜になると、ぐっと冷え込むようになってきました。

 今年は水不足が懸念されるほど晴天が続いていたのですが、ようやく秋の
 訪れを感じる季節になってきました。

 それでは今回のメルマガをお届けします。


 (よ)



◆─────────────────────────────────◆

 今日のメルマガラインナップ

◆─────────────────────────────────◆

 1. マーマイトの販売再開

 2. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について

 3. 移住会員さま/NZコラム

   Four Paddleさんのニュージーランドコラム
   「長男の大けが(ニュージーランドの事故補償制度ACC) 」


◆─────────────────────────────────◆

  1. マーマイトの販売再開

◆─────────────────────────────────◆

 3月20日、ニュージーランド人が大好きなMarmite(マーマイト)がスーパー
 の店頭に戻ってきました!

 マーマイトとはイースト菌から作られる、栄養素たっぷりのスプレッドで
 す。トーストの上にマーガリンとマーマイトをたっぷり塗ったものを朝食
 にしたり、子供たちのランチボックスにもチーズ&マーマイトのサンドイッ
 チが入っているのが定番です。このように、ニュージーランド人に広く長
 く愛されているマーマイトですが、2年前のクライストチャーチの震災を機
 に出荷がストップしていました。

 というのも、マーマイトの工場はクライストチャーチにあり、震災により
 生産が出来なくなっていたのです。マーマイトが買えなくなったと報道が
 あった後のニュージーランド人の落胆振りは大きく、またマーマイトがオー
 クションサイトのトレードミーで高額取引されるなど、反響が大きいもの
 でした。

 そしてついに3月20日、長い販売停止期間を経て、マーマイトが復活したの
 です。ニュージーランド全土で、50万個出荷されたということで、新聞や
 テレビのニュースでも大きく取り上げられました。また、大手のスーパー
 マーケットでは、「50ドル以上のお買い上げでマーマイトひとつプレゼン
 ト!」と広告が出たりと、ちょっとしたお祭り騒ぎになっていました。

 クセのある味や、オーストラリアの類似良品べジマイトとの比較で、好き
 嫌いが分かれる傾向もありますが、ニュージーランド人に広く愛されてい
 るマーマイト、私は大好きです!復活万歳!!


 ▼EAST WIND CO.,LTD 移住部門 ─────

 ホームページ  https://eastwind.co.nz/
 お問い合わせ 
 7F The Data Centre, 220 Queen St, City, Auckland, New Zealand
 



◆─────────────────────────────────◆

  2. ご案内
   〜 いま注目される、海外相続の必要性について 〜

◆─────────────────────────────────◆

 2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
 済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
 ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
 じくも知らしめることになりました。

 これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
 角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。

 それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
 得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
 す予定であることを発表していました。

 震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
 が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
 いくのは間違いありません。

 その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
 「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
 引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
 を予定しています。

 相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
 マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
 く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
 時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
 できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。

 子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
 る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
 により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
 1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
 界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。


 海外相続、相続対策について詳しく資料を元にご案内させていただきます。
 下記メールアドレスまでお問合せください。


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◆─────────────────────────────────◆

 3. 移住会員さま/NZコラム

  Four Paddleさんのニュージーランドコラム
  「長男の大けが(ニュージーランドの事故補償制度ACC) 」

◆─────────────────────────────────◆

 ■Four Paddleさんのニュージーランドコラムバックナンバー:

 「3人の子供たちが過ごすサマーホリデー」
 https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=142
 「 子ども3人が感じたニュージーランドの学校生活 」
 https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=139
 「スイミングが大好きな娘のニュージーランドでの楽しみ」
 https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=136
 「小学6年生の決意」
 https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=130
 「 子ども3人が感じたニュージーランドの学校生活 」
 https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=139
 「 3人の子どもたちが過ごすサマーホリデー 」
 https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=142


 子ども達が生まれる前も、生まれてからも、年間60日の滑走日数は変わら
 ずに生活している私が選んだ先は、NZでした、やはり大規模なスキー場が
 あるのが大きな魅力でした。

 ジャンプ、レール、ボックスなど子ども達とフリースタイルのスノーボー
 ドを楽しんでいます。特に大きなジャンプは皆大好きで競って飛んでいま
 す。

 シーズンインからおよそ2週間の7月、長男が大けがをしました。ジャンプ
 をした時にバランスを崩し、腕を「開放骨折」してしまったのです。救急
 隊に運ばれた長男は血まみれ、骨は皮膚を突き破りひどい状態でした。

 スキー場併設の救急センタ−ではまず、モルヒネを投与。日本と違い、NZ
 ではまずは患者の痛みを和らげるのが最優先との説明を受けました。その
 日は救急車が大忙しでなかなか長男を迎えに来てもらえず4時間待ち、そ
 の後まずは街の病院で診察しました。

 1つの骨は麻酔をかけてその病院でもとに戻せましたが、皮膚を突き破って
 しまった骨は遠くの病院へ行って緊急手術の必要がありました。

 スキー場では待たされましたが、街の病院に着いてからは事態が深刻なせ
 いか、とても対応が早くその日のうちに3時間ほど離れた大きな病院へ救急
 車で運ばれました。到着したのは夜中の2時でしたがスタッフの方が待って
 いてくれて、翌朝の手術に向けての処置が始まりました。

 病院側では、ネイティブでは無い私の為に、朝までに日本人の通訳の方を
 呼んでおいてくれました。これはホントに助かりました。彼女の助けを借
 り、全ての手術項目を把握し、長男に安心して手術をさせてあげる事が出
 来ました。

 患者に対し、抗生剤の投与を24時間行う義務があるので、その日は入院し
 ました。長男は体は大きいのですがまだ12才だったので、小児病棟に入り
 ました。とても快適で、看護婦さんも優しく看護も手厚く、また入院中の
 子どもを飽きさせる事の無い病棟に驚きました。

 英語のまだよくわからない長男に対しても根気よく何度も症状を聞き、優
 しく接していただいた看護婦さんは今でも忘れられません。

 そして、翌日の退院の時に支払いの事を聞きました。正直ここまでの大け
 がをして、救急車2台、夜中の搬送には看護師さん2名が同乗し、緊急手術、
 通訳などで大変な金額になると思い、覚悟はしてました。また、わたしの
 保険は日本のものではないので先に私が支払い、認められれば支払っても
 らえるというものでした。

 ところが、NZでは怪我の場合はACCというシステムがあるので、支払いは不
 必要と言われました。驚いていると通訳の方が詳しく教えて頂き、通訳含
 め、全てをACCがカバーしてくれるというのです。

 NZはトレッキングやスノーボード、ラフティング、バンジージャンプなど
 を楽しむ場所ですが、それらには怪我が付き物です。それを国全体でカバー
 してくれるというのです!驚きました。更に驚いた事は、その怪我に対し
 て、全てが終了するまでカバーしてくれるという事です。

 長男は、今は骨にプレートが2枚入っています。これをそのままにしておい
 ても良いのですが、彼はこれからもスノーボードを続けるという事を主治
 医に話したところ、それならプレートを外さないと、プレートが原因でこ
 の部分を再び怪我したときに大けがになると言われ、結局外す事にしまし
 た。

 そしてなんと、プレートを外す手術もACCでカバーされるのです。最初の手
 術後の定期検査2回についてもきちんと連絡があり、指定された病院へ行
 き、診察を行います。また、2回目の手術の日程も、ACCから送られてくるの
 です。

 NZの人達はその為の税金を支払ってるわけですが、自分達も含まれるので、
 あまり不満の声は聞いたことはありません。

 もう怪我はこりごりですが、国で怪我をカバーしてくれるNZでは思い切り
 スノーボードが楽しめそうです。

 ------------------------------------------------------------------

 <編集部より>
 アウトドア天国であるニュージーランドにはACCという事故補償制度があり
 ます。ニュージーランド国内で起きた事故や怪我に対し、仮に旅行者であっ
 たとしても、無料で治療を行える制度です。
 Four Paddleさんの息子さんの大怪我が大事に至らなくて本当に良かったで
 す。怪我をしないよう注意することが大事ですが、万が一起きてしまった
 ときは安心して治療を受けられるACC。素晴らしい制度ですね。

 次回の移住メルマガは、4月8日配信となります。

 どうぞお楽しみに!



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 ら明け方や夜になると、ぐっと冷え込むようになってきました。

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 訪れを感じる季節になってきました。

 それでは今回のメルマガをお届けします。


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 3月20日、ニュージーランド人が大好きなMarmite(マーマイト)がスーパー
 の店頭に戻ってきました!

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 チが入っているのが定番です。このように、ニュージーランド人に広く長
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 というのも、マーマイトの工場はクライストチャーチにあり、震災により
 生産が出来なくなっていたのです。マーマイトが買えなくなったと報道が
 あった後のニュージーランド人の落胆振りは大きく、またマーマイトがオー
 クションサイトのトレードミーで高額取引されるなど、反響が大きいもの
 でした。

 そしてついに3月20日、長い販売停止期間を経て、マーマイトが復活したの
 です。ニュージーランド全土で、50万個出荷されたということで、新聞や
 テレビのニュースでも大きく取り上げられました。また、大手のスーパー
 マーケットでは、「50ドル以上のお買い上げでマーマイトひとつプレゼン
 ト!」と広告が出たりと、ちょっとしたお祭り騒ぎになっていました。

 クセのある味や、オーストラリアの類似良品べジマイトとの比較で、好き
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 2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
 済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
 ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
 じくも知らしめることになりました。

 これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
 角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。

 それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
 得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
 す予定であることを発表していました。

 震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
 が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
 いくのは間違いありません。

 その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
 「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
 引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
 を予定しています。

 相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
 マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
 く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
 時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
 できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。

 子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
 る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
 により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
 1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
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 子ども達が生まれる前も、生まれてからも、年間60日の滑走日数は変わら
 ずに生活している私が選んだ先は、NZでした、やはり大規模なスキー場が
 あるのが大きな魅力でした。

 ジャンプ、レール、ボックスなど子ども達とフリースタイルのスノーボー
 ドを楽しんでいます。特に大きなジャンプは皆大好きで競って飛んでいま
 す。

 シーズンインからおよそ2週間の7月、長男が大けがをしました。ジャンプ
 をした時にバランスを崩し、腕を「開放骨折」してしまったのです。救急
 隊に運ばれた長男は血まみれ、骨は皮膚を突き破りひどい状態でした。

 スキー場併設の救急センタ−ではまず、モルヒネを投与。日本と違い、NZ
 ではまずは患者の痛みを和らげるのが最優先との説明を受けました。その
 日は救急車が大忙しでなかなか長男を迎えに来てもらえず4時間待ち、そ
 の後まずは街の病院で診察しました。

 1つの骨は麻酔をかけてその病院でもとに戻せましたが、皮膚を突き破って
 しまった骨は遠くの病院へ行って緊急手術の必要がありました。

 スキー場では待たされましたが、街の病院に着いてからは事態が深刻なせ
 いか、とても対応が早くその日のうちに3時間ほど離れた大きな病院へ救急
 車で運ばれました。到着したのは夜中の2時でしたがスタッフの方が待って
 いてくれて、翌朝の手術に向けての処置が始まりました。

 病院側では、ネイティブでは無い私の為に、朝までに日本人の通訳の方を
 呼んでおいてくれました。これはホントに助かりました。彼女の助けを借
 り、全ての手術項目を把握し、長男に安心して手術をさせてあげる事が出
 来ました。

 患者に対し、抗生剤の投与を24時間行う義務があるので、その日は入院し
 ました。長男は体は大きいのですがまだ12才だったので、小児病棟に入り
 ました。とても快適で、看護婦さんも優しく看護も手厚く、また入院中の
 子どもを飽きさせる事の無い病棟に驚きました。

 英語のまだよくわからない長男に対しても根気よく何度も症状を聞き、優
 しく接していただいた看護婦さんは今でも忘れられません。

 そして、翌日の退院の時に支払いの事を聞きました。正直ここまでの大け
 がをして、救急車2台、夜中の搬送には看護師さん2名が同乗し、緊急手術、
 通訳などで大変な金額になると思い、覚悟はしてました。また、わたしの
 保険は日本のものではないので先に私が支払い、認められれば支払っても
 らえるというものでした。

 ところが、NZでは怪我の場合はACCというシステムがあるので、支払いは不
 必要と言われました。驚いていると通訳の方が詳しく教えて頂き、通訳含
 め、全てをACCがカバーしてくれるというのです。

 NZはトレッキングやスノーボード、ラフティング、バンジージャンプなど
 を楽しむ場所ですが、それらには怪我が付き物です。それを国全体でカバー
 してくれるというのです!驚きました。更に驚いた事は、その怪我に対し
 て、全てが終了するまでカバーしてくれるという事です。

 長男は、今は骨にプレートが2枚入っています。これをそのままにしておい
 ても良いのですが、彼はこれからもスノーボードを続けるという事を主治
 医に話したところ、それならプレートを外さないと、プレートが原因でこ
 の部分を再び怪我したときに大けがになると言われ、結局外す事にしまし
 た。

 そしてなんと、プレートを外す手術もACCでカバーされるのです。最初の手
 術後の定期検査2回についてもきちんと連絡があり、指定された病院へ行
 き、診察を行います。また、2回目の手術の日程も、ACCから送られてくるの
 です。

 NZの人達はその為の税金を支払ってるわけですが、自分達も含まれるので、
 あまり不満の声は聞いたことはありません。

 もう怪我はこりごりですが、国で怪我をカバーしてくれるNZでは思い切り
 スノーボードが楽しめそうです。

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 アウトドア天国であるニュージーランドにはACCという事故補償制度があり
 ます。ニュージーランド国内で起きた事故や怪我に対し、仮に旅行者であっ
 たとしても、無料で治療を行える制度です。
 Four Paddleさんの息子さんの大怪我が大事に至らなくて本当に良かったで
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 ときは安心して治療を受けられるACC。素晴らしい制度ですね。

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