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Vol. 48 NZの税金は高すぎる!?
VOL.48 2009年4月14日 ────────────────────────
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発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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皆さま、こんにちは!
いつもご愛読くださいましてありがとうございます。
先週末、イースターホリデーの連休を利用して、
ニュージーランド最北端の地、ケープレインガへ行ってきました。
細長い岬の先端には灯台があり、タスマン海と太平洋の潮流が
ぶつかり合う、壮大な景色を観ることができました。
驚いたのは景色だけではありません、
左側のタスマン海と右側の太平洋では色が違うのです。
不思議です・・・
久々の小旅行で、ニュージーランドの壮大な自然と
素晴らしい景色を改めて実感いたしました!
それでは、今号の移住メルマガをお届けいたします。
(だ)
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今日のメルマガラインナップ
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1.News !
〜 NZ 外貨預金、不動産購入、移住説明会のお知らせ 〜
2. ニュージーランドの税金(2) 〜 税金の使われ方 〜
3.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.42)
〜 Korean Day 〜
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1.News !
〜 NZ 外貨預金、不動産購入、移住説明会、特別個人面談 〜
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いまだ景気回復の見られない日本に見切りをつけて海外に移住したい!
老後はのんびりニュージーランドで過ごしたい!
でも、
本当に住むことが出来るのか?
仕事はあるのか?
物価は?
など、多くの方が同じ不安を抱えています。
ニュージーランド現地スタッフが日本に出向き、永住権取得・不動産購入
・外貨預金・起業・長期滞在希望の方々を対象に説明会を行います。
説明会では、新移民法やビジネスの起こし方、家の購入、教育制度、政治、
経済についても触れさせて頂く予定です。
■ニュージーランド外貨預金、不動産購入、移住説明会
〜 2009年/ 5月開催 第39回
・日時 : 2009年5月31日【日】 13〜15時
・場所 : ウェスティンホテル東京 17階会議室
「ニュージーランド外貨預金、不動産購入、移住説明会」の次回開催日程や
お申込みはこちらからどうぞ
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https://eastwind.co.nz/ew/eij/eij_semi.html
■特別個人面談
説明会よりも個人面談という形で話を聞きたいという方のために、
個人面談を実施いたします。より具体的に移住、不動産購入、
投資全般について話を伺いたい方は、是非この機会をご利用下さい。
・日時 : 2009年 4月19日【日】13時〜、14時〜、15時〜、16時〜
: 2009年 4月20日【月】13時〜、14時〜、15時〜、16時〜
・場所 : ウェスティンホテル東京 17階 セグゼクティブラウンジ
特別個人面談の詳細、お申込みはこちらからどうぞ
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2. ニュージーランドの税金(2) 〜 税金の使われ方 〜
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ニュージーランドでは税金を支払う時に「高すぎる!」と文句を言う人が少
ないのが特徴でしょう。もちろん自分たちが真面目な納税者であると言う事
をキーウィは知りません。何故なら他の国と比較してどうこうと言う考え方
がないし、そんな事を調べる人もいないからです。
ただ日本のような税金の無駄使い、というか村長(むらおさ)の裁定だけで
誰がいくら貰えるかが決まるような非合理がまかりとおる国から来ると、こ
の国の政治システムの合理性、真面目さがよく分かるのです。
ニュージーランドでは国家の中心にいる政治家や官僚などが非常に真面目で
あり税金の必要性と公平性と透明性をしっかり理解していると言うことが税
金に対する批判が少ない原因でしょう。しかし更にその根っこにあるのは、
やはり国民自身が自分たちで作っている国家だと言う意識をしっかり持って
いることです。
政治家は国民の代表ですからその国民性をよく顕します。日本を見ればよく
分かりますよね(笑)。
どんな国家も社会の共同体ですから、その中で生きる人を守る為の仕組みを
作ります。その為にかかる社会的費用が税金という形で広く国民から徴収さ
れるわけです。そして社会的弱者を守ったり将来の国家を明るいものにする
ために教育に使ったり、直接的には国を守る為の軍隊や毎日の公共事務を行
う為の公務員の給料になります。
ニュージーランドの財政の大きな特徴はその透明性と配分のバランスの良さ
でしょう。この国では国家支出の8割が社会保障として使われています。
まず最初に出てくるのが医療保障。この国では生まれる前から死んだ後まで
国が面倒を見る仕組みがありますが、まず最初に妊娠した時点ですべての費
用は国家が負担します。出産費用はもちろん、出産前半年から出産後半年ま
で政府から派遣された助産婦がお母さんの面倒を見てくれます。
その後もチャイルドケア、コミュニティカード、メディカルケアなど様々な
形で国民が医療を必要とした時に無料でサービスをします。日本だと子供が
「お父さん、保険証持ってないから僕も病院に行けない」なんてありますが、
ニュージーランドでは誰も何も払う必要はありません。すべては国家予算か
ら支払いをされるのです。
そして教育。ニュージーランドでは6歳から小学校が始まりますが15歳まで
は義務教育。この期間にかかる教育費用はすべて国が負担します。細かい費
用は別途発生しますが、基本的に教育は無料なのです。また、大学に行きた
ければ学費は国がすべて立て替えてくれます。学生でいる間は国から学生手
当てが出ますので勉学に専念出来ます。卒業して就職したら、給料の5%を学
費として国に返済すればよいだけです。
次に出てくるのは失業保険。これは社会に出ても仕事がない場合、政府が失
業保険を支給しますが、この金額は同世代のフルタイム勤務者の65%程度が
保証されています。そしてこの失業保険は、日本のように3ヶ月や半年で終
わるものではありません。最長65歳まで支給が続きます。
この考え方は、本人は働く意志があるのに職場を提供出来ないのは政府の問
題である、だから仕事が見つかるまで支給するのは政府の義務であるという
考え方です。日本とは随分違いますよね。日本で失業して半年経過したら打
ち切り、その後はどうやって食えと言うのでしょうか。このあたり社会構造
の違いが大きいです。また、もう一つの特徴は、この失業保険は一度も就職
しなくても支給されると言うことです。
そして老齢年金。日本では25年払わないとダメだとか社会保険庁がどうのこ
うのとやってますが、ニュージーランドでは、誰でも一度も掛け金を払わな
くても老齢年金を貰えます。これも支給額は普通のフルタイムの労働者の65
〜70%です。もちろん死ぬまで貰えます。
最後に、もし亡くなって葬式費用がない場合、これも自治体が負担してくれ
ます。
つまり、生まれる前から死んだ後まですべての社会保障、つまりセーフティ
ネットがしっかりしているのです。最近日本でも北欧の社会システムがニュ
ースで取り上げられますが、あの仕組みとほぼ同一と考えてもらえば良いか
と思います。
このような社会保障に対する支出が国家歳出予算の80%を占めているのです
から、国民としてもその透明性の高さゆえに批判をすることがないわけです。
国民が納得して税金を払える国、良いと思いませんか?
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3.連載コラム! 周さんのNZ生活(VOL.42)
〜 Korean Day 〜
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三月末の土曜日。知り合いの韓国人に誘われてノースショア・イベントセン
タ−で行われたKOREAN DAYに行ってきた。規模は日本人会が行うJapan Day
とほぼ同じ。野天の駐車場に物産や食べ物のテントが立ち並び、体育館内で
は歌や踊りのパフォーマンスがある。
羨ましかったのはテントで食べた韓国食品のおいしさだ。日本人にもなじみ
の深いチジミ、温麺、韓国風てんぷら、キムチなどが韓国人にとっても「本
国と同じように旨い」という。正直言ってJapan Dayで提供される「日本食」
は本国の味よりだいぶ落ちる。これはオークランド市内の日本食レストラン
にも言えることで、ほとんどの店の料理をそのまま日本で提供しても商売に
ならないだろう。
だがこれも無理は無い。オークランドに住む韓国人と日本人の人口の違いだ。
食材も料理人も圧倒的に韓国のほうが多いのだからいたし方あるまい。日本
人がニュージーランドに移住したら否応なく英語を使わなければならないが
韓国やそれよりもっと多い中国の移民の中には日常でほとんど英語を使わず
に生活する人がいるという。中国系、韓国系の商店で食品を買い、日用品や
不動産の売買まで自国語で十分やっていけるのだ。
お祭りという雰囲気もあるのだろうか。集まった人たちはこちらが日本人と
分かるとすぐ英語で話しかけてくる。中には日本語の上手な人もいて日本語
で話しかけてくる。とてもフレンドリーなのである。これには少し驚いた。
かつて仕事でソウルを訪ねたとき、仕事先の企業の若いビジネスマンたちは
努めて同行したアメリカ人の同僚と話しをし、こちらとは話したくない様子
だった。そんなに昔の話ではない。ソウルオリンピック(1988年)よりだい
ぶ後のことである。戦前の日本の韓国、中国統治の非道さがいまだに義務教
育の中でしっかり行われているのだ。しかし、KOREAN DAYでは少なくともそ
んな緊張感は感じられなかった。
先ごろ行われたWBC(ワールドベースボール・クラシック)における韓国内
での反応。日本に二連覇を許した悔しさの異常な表現と、世界フィギュアで
浅田真央を破って優勝したキム・ヨナへの熱狂的な賛辞。「歴史」が残した
事実はこちらが忘れようと思っても忘れてくれない。
イギリス女王を君主とし、イギリスから総督を迎え、人口の80パーセントが
白人のニュージーランド。そのニュージーランドでは韓国人も日本人もいわ
ばマイノリティーである。KOREAN DAYで筆者が感じなかった「差別感」。そ
れはともに「ニュージーランドへの移住者」というマイノリティーであるこ
との共通項から来るものかもしれない。
(周)
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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
次回のニュージーランド情報もお楽しみに!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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