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Vol. 93 クライストチャーチ地震

VOL.93 2011年2月28日 ────────────────────────
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               発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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 皆さまこんにちは。
 いつもご愛読くださいましてありがとうございます。

 今回のメルマガでは、
 2月22日に起きたクライストチャーチ地震についてご紹介します。

 (き)


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 今日のメルマガラインナップ

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 1.クライストチャーチ地震

 2.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.87)

  「 大地震 」



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  1. クライストチャーチ地震

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 2月22日火曜日12時50分頃、クライストチャーチで大地震が発生しました。
 昨年の9月の地震以来、余震も続いていましたし、12月に大きな余震があ
 りましたので、「もうこれで大きいのは来ないだろう」とタカをくくって
 いました。
 ところが、今回の地震は、9月の地震とは比べ物にならないくらいの揺れ
 だったのです。

 前回の地震がマグニチュード7.1で、今回の地震がマグニチュード6.3だっ
 たのですが、震度で言えば、前回が震度5.5、今回が震度7くらいだと感
 じました。

 イーストウィンドのオフィスがはいったビルは、非常階段が崩れたらしく、
 TVでは、窓を割って6階から非難している人たちの映像が映っていまし
 た。現段階では、街の中心部は通行止めとなっており、オフィス自体にい
 つ戻れるのか、見当もつかない状態です。

 私は、家も街の中心部にあるので、いまだ水も電気も通っておらず、不便
 な暮らしを強いられていますが、あまり被害のなかった、街よりも西側(
 空港より)のエリアは、街中の惨状が嘘のような、いつも通りの生活を取
 り戻しています。TVに映っている惨状も事実ならば、街中とは無縁のい
 つも通りの生活をしている人がたくさんいるのも事実なのです。

 現在、建物の安全調査が進められていますが、街の中心部では、2940件の
 調査が終了し、内755件が取壊し決定、909件が立入禁止、1276件が安全だ
 と確認されました。立入禁止が取壊しとなるのか、安全と判断されるのか
 は分かりませんが、街の中心部の建物の約3分の1が取壊しになると報道
 されています。

 それに対し、それ以外のエリアでは、13814件の調査が終了し、そのうち
 取り壊しが決定されたのは625件。実に全体の4.5%だけなのです。この数
 字だけ見ても、TVに映し出されている街の中心部の被害が異常に大きかっ
 ただけだということが分かります。

 といっても、街の中心部には、クライストチャーチのビジネスが集中して
 います。これを復興するのに一体どれくらいの時間と費用がかかるかと思
 うと気が遠くなります。

 クライストチャーチは、ニュージーランド第2の都市であり、教会と緑が
 豊かな美しい街です。観光都市として再生できるのはまだ時間がかかると
 は思いますが、ニュージーランド自体は今までと何も変わりません。クラ
 イストチャーチを応援するためにも、ぜひ今までどおり、オークランドや
 クィーンズタウンへ移住や留学、ご旅行を計画していただけたらと思いま
 す。

 
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  2.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.87)

  「 大地震 」

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 ニュージーランドのチャンネル1(ONE NEWS)は24時間体制で刻々と現
 場の状況を中継する。跡形もなくなったビル。地面に屋根だけが残ってい
 る家屋、などそれはまさに地獄絵だ。被災地から800キロ離れたオークラン
 ドでも「ニュージーランド暗黒の日」(ジョン・キー首相)を嘆く市民の
 声は尽きない。マグニチュード6.3は阪神大震災に比べたら小さい数字
 だが、震源地からわずか10キロ、地震の深度5キロという近さがKIWIの誇
 る美しい都市クライストチャーチを壊滅的な状況に追い込んだ。

 クライストチャーチは昨年9月の地震でも被害を受けたが半年も経たぬう
 ちに2度目の被害は史上最悪だ。しかも死者は24日現在100人を超え、日本
 人語学研修生を含む犠牲者は今後ともさらに増えるだろうという。語学学
 校の入るCTVビルというのは崩壊前の写真を見ると老朽化したとも思えな
 いごく普通のビルだ。そのビルが6.3の震度で跡形もなく消えるものだ
 ろうか。クライストチャーチの象徴カテドラル(大聖堂)が崩壊したのは
 歴史的建造物だがCTVビルは現代建築だ。耐震性はどうなっていたのか。

 必死の救助作業が続く中で言うのも気が引けるが同じ地震国でありながら
 日本と比べてニュージーランドの建築基準法は少し甘いのではないだろう
 かと常々考えていた。オークランドでも海の見える瀟洒な家はがけの中腹
 に海側に柱を立てて建てられている。その柱がとても細い。月に一度はグ
 ラッとくる東京から来た身にはなんとも心細く不安である。そんな家にお
 茶に招待されると少々お尻のあたりがむずがゆくなるのである。

 そのところを知り合いのKIWIに聞くと「オークランド市内でも耐震性に疑
 問があるビルは市当局から早急に建て直すように指示されている」という
 が強制的ではなく、建て直すとなれば工事費の問題やテナントの問題で思
 うようにははかどっていないのだという。しかし、今回の惨事を踏まえれ
 ば今後はそういっていられまい。

 ONE NEWSによると地震のあった22日の翌朝にはいち早く海外からの救援
 隊が来るという発表があった。兄貴分のオーストラリアは別格として、台
 湾、シンガポール、日本、アメリカ、イギリスの5カ国だという。この5
 カ国の名前が何度も放送やテロップで流された。その最初の5カ国の中に
 日本が含まれていたことは評価できる。日本人被災者が多いということを
 割り引いても救援の迅速性は国際的な評価につながる。2日後にはそのほ
 かの国からも救援隊が飛んでくることが発表されたが救援隊第一グループ
 にいることが大切だ。第一グループの国名はしっかりKIWIの記憶に刻み込
 まれるだろう。これは2番手ではいけない。それでなくとも鯨問題やTPP問
 題で日本人の印象はKIWIには決して良いとは言えない。

 個人的なことを言えば日本の友人知己からたくさんのお見舞いのメールや
 電話をいただいた。このコラムを借りてあらためて御礼を。ともあれ、い
 まだ200人を超す行方不明者が一日も早く救助されることを祈る。

 (周)



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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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 今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
 次回のニュージーランド情報もお楽しみに!

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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