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Vol. 228 オークランドの住宅対策
VOL.228 2016年8月15日 ───────────────────────
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皆さま、こんにちは。
今月14日から、オークランド市内の主な公共交通機関であるバス/鉄道の料
金システムが大幅に改定されました。今回の変更はATHopカードといったIC
カードを持っている人が対象になりますが、今まで細かく料金設定されて
いたのが、料金区分が広くなったため、目的地から遠くに住む利用者がよ
りお得になります。
また、今回の変更では4時間以内で5回までのバスや鉄道の乗り換えに関し
て、乗り継ぐ度に課金されることは無くなります。
(ただし1度の乗り換え時間が30分以内の同区域内の移動に限ります)
通勤・通学でバスや鉄道を利用している人には嬉しい料金改正になったの
ではないでしょうか。
それでは本日のメルマガをお届けいたします。
(た)
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今日のメルマガラインナップ
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1. オークランドの住宅対策
2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
「第34回:共通報告基準」
3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
4. 移住会員さま/NZコラム
T’s Remyさんのニュージーランドコラム
〜 医療現場でも効果が確認されている「NZのナチュラル製品」 〜
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1. オークランドの住宅対策
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NZの不動産高騰対策の一環としてNZ準備銀行(中央銀行)は、Loan to
value ratio(LVR)という頭金借り入れ規制の数字を、2016年10月1日から
下記の通り変更することを発表しました。
1.投資家(2軒目以降の住宅購入者)
95%以上の銀行は、融資を受けるのに40%の頭金が必要となります。
2.持ち家に居住予定の購入者
90%以上の銀行は、融資を受けるのに20%の頭金が必要となります。
※持ち家を売却して次の家を購入する場合でも、投資家として扱われ
ることになります。
また今月Unitary Planが発表され、いくつかの地域では建築基準の緩和が
されることになりました。
Unitary Planは、この3年間で政府が決めた新基準のことで、これからの建
築物件に関して、どの地域にどれだけの高さや大きさの建物が建てられる
かを決めるものです。
たとえばこれまでは2階層以上の物件が建てられなかったオークランドの特
定の地域に、高層物件の建築許可がおりることになるなど。
今後は、オークランド郊外で、高層のアパートメントが建てられるように
なるかもしれませんね。
オークランドの移民数は、2016年6月までの一年間で年間31,778人増加し
(52,932人の入国、21,156人の出国)、過去最高の数字となりました。
ちなみにお隣オーストラリアのシドニーの人口増加はオークランドの2倍、
しかし建築許可数に関しては、オークランドの5倍と言われています。
政府は2041年までに、これからの人口問題を見据え、オークランドに26万
棟の家を建築することを目標としています。
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2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
「第34回:共通報告基準」
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こんにちは!国際税務コンサルタントのJATコンサルティング代表 内山直
己です。この場をお借りして税金に関するお話しをさせていただいていま
す。
さて、今回のトピックはOECDの「共通報告基準」です。
みなさん、ご存知でしょうか?
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(引用開始:) 国際的な課税逃れを議論する経済協力開発機構(OECD)
の租税委員会が30日、京都市で開幕し、悪質なタックスヘイブン
(租税回避地)を国際社会が封じ込める策を決めた。海外の富裕層らの口
座情報の開示に非協力的な国・地域を悪質と判断し、制裁を検討する。
国境をまたぐ節税実態を明らかにした「パナマ文書」を受けて、国際社会
の協調が一段と進む。
(引用終了:日本経済新聞電子版 2016年6月30日の記事より抜粋)
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「共通報告基準」は簡単に言いますと、外国の金融機関に預けている資産
内容が自国の税務当局へ定期的に報告がいく世界的なネットワークを言い
ます。
例えば、日本の居住者である資産家がNZの銀行に預金を持っている場合、
NZの銀行はNZのIRD(日本版国税庁)に対して、日本居住者の口座情報をま
とめてIRDに報告します。
IRDはその情報を日本の税務当局に報告するので、いままで捕捉が困難を極
めた海外での資産状況が国税庁にガラス張りになるのです。この枠組みが
世界各国で蜘蛛の糸のように張り巡らせられるわけです。
この新しい枠組みである共通報告基準にサインをしている国には、スイス
や香港、シンガポールなどといったキャピタルフライト(海外への資産の
逃避を言う。)のメッカだった国やタックスヘイブンとして有名なケイマ
ン諸島やパナマなどが名前を連ねています。
ただ、主要国はほぼ例外なく参加している共通報告基準ですが、アメリカ
だけは参加をしていないのです。
これは以前にも紹介しましたが、アメリカはFATCAと呼ばれる独自の仕組み
を米国外の金融機関に強制していて、米国人の資産状況は既に丸裸になっ
ているのです。
結果、国外から米国への情報はしっかり取っておきながら、米国から国外
への情報は公開しないという他に例をみない特殊な状況が生まれているわ
けなのです。
このような状況下、タックスヘイブンで眠っていた資金が次々に米国に流
れていると聞きます。
タックスヘイブンと呼ばれる国がアメリカだけになる日もそう遠くはない
かもしれません。
今日はこれくらいにしておきますね。ではまた!
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3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
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2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
じくも知らしめることになりました。
これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。
それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
す予定であることを発表していました。
震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
いくのは間違いありません。
その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
を予定しています。
相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。
子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。
海外相続、相続対策について詳しく資料を元にご案内させていただきます。
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4. 移住会員さま/NZコラム
T’s Remyさんのニュージーランドコラム
〜 医療現場でも効果が確認されている「NZのナチュラル製品」 〜
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日本は夏真っ盛りで、暑い毎日が続いていると思います。
こちらの季節は真逆なので、今は冬です。
NZ最大の都市オークランドは北島にあるので雪が降ることはなく、寒いと
いっても最低気温が一桁になる日はそれほど多くはありません。
こちらの家庭は薪の暖炉が一般的で、格別な温かさを感じることができま
す。
NZに来てもう4度目の冬になります。本当に早いものです。
こちらで2年ほど前に始めたビジネスを通して様々な人たちに出会うことが
できるのも、私にとっては大きな喜びです。
先日はこちらに長年住んでいらっしゃる70代男性・日本人の方からこのよ
うなメールをいただきました。
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ご無沙汰しています。お元気ですか?
○○日まで日本に帰っていたのでNZでの歯の手入れ(歯石、歯垢とり)が
遅くなりました。
先週木曜日に行ってきましてOzospa*の話をしました。
日本滞在中を含めて5週間以上使っているといいますと結果を議論するには
十分な期間だといわれ、歯茎の衰退が緩和されていると効果を認めていま
した。
続けて使うように勧められました。そうするつもりです。
暖冬のようでもありますがまだ冬の真っ盛り。ご自愛のほどを。
ご報告まで。
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日本の歯科医師ならば、ナチュラルな歯磨き粉の効果を認めて患者に使い
続けるように勧めることはないだろうな・・と思います。
さすが、NZです。
医療現場でこのように効果を認められたという報告は、大変嬉しいことで
す。
歯科の定期検診で一部の歯の歯周ポケットが深いと指摘され、以前から歯
茎の炎症が気になると話されていた方でした。
NZには、地味ですがナチュラルで大変「力」のある商品がたくさんありま
す。
自然の力を、改めて実感させられます。
日本でNZのナチュラル商品を取扱いたいという方が日本から訪問され、先
日お会いしました。
現在NZの会社とも交渉し、輸出の準備を始めています。
とくに病気やアレルギーを持っている方は、食事制限や使用できるものが
限られていると思います。
このような方にも安心して楽しみながらお使いいただけるもの。
もちろん健康志向の方、小さなお子さんや赤ちゃんのためにも、NZの商品
をお届けしたいと考えています。
日本ではまだまだNZの商品に対する認知度は高くはないと思いますが、現
在の日本の動向を私が知る限りでは、加速度的にNZのブランドが入ってき
ていると感じています。
ナチュラルで「力」のあるNZの商品を日本で身近に感じていただくように
なるのも、もう間もなくかもしれません。
** T’s Remy ******************************************************
Ozospa* 製品は、現在NZより日本へ直送しています。
http://www.ts-remy.com/ozospa-oral-care-system/
・ Facebook /tsremy.nz/
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■ T’s Remyさんのニュージーランドコラムバックナンバー:
「ニュージーランドの温泉」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=222
「ニュージーランドの秋の味覚」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=221
「ニュージーランドの梅」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=217
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<編集部より>
次回の移住メルマガは8月29日の配信となります。
どうぞお楽しみに!
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