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Vol. 124 NZの憩いの場
VOL.124 2012年5月21日 ────────────────────────
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皆さま、こんにちは。
ニュージーランドは秋模様です。
オークランドのこの時期は、雨が多いのですが、
昨日の日曜日は、晴れ間ものぞいたので街中へ言ってみました。
風が吹いていたこともあり、
街を歩く人々は、コートの襟を立て、マフラーを巻き、
すっかり冬支度が見られました。
暖房機のスイッチを入れる日が近づいてきそうです。
（き）
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今日のメルマガラインナップ
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1．ニュージーランドの憩いの場
2．ファイナンス 〜 5ヶ月ぶりのＮＺドル安 〜
3．連載コラム！ 周さんのNZ生活（Vol.118）
「 日本の銀行―NZの銀行 」
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1．ニュージーランドの憩いの場
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日本で5月といえば、秋と並んで爽やかな季節ですよね。皆様いかがお過
ごしでしょうか。今年は冬が長く居座った感がありましたが、ようやく季
節が春から初夏に向かい、戸外で過ごすのが気持ち良く感じられますよね。
ご存知の通りニュージーランドは季節が逆ですので、現在はどんどん秋が
深まり冬に向かっているところです。この季節は雨も多くどんよりしてい
ますが、それでも一旦陽が差すと日本にはない強い日差し故、不思議な程
一気に気分が晴れます。こんな時は、少々気温が低くても公園等の戸外で
のんびりしたくなりますね。
ニュージーランドは雄大な自然が有名ですが、郊外に出なくともオークラ
ンド等の都市には、大小様々な公園が点在しています。その中で、オーク
ランドには市内最大級の「オークランド・ドメイン」という公園があり、
市民の憩いの場となっています。
家族や友達と時間を過ごす場が、日本だとどうしてもその場所に行くまで
に時間が掛かったり、又は混雑している、そして何に対しても費用が掛か
る、といったイメージがあるのですが（私だけかもしれませんが）、果た
して皆様はどの様にお感じでしょうか？身近な場所に、人の混雑も無く、
心身共にリラックスできる場所があるのは、本当に生活していく上での環
境の豊かさを感じます。
日本は美白ブームが始まって久しいですが、たまには日傘を置いて、陽の
光をたっぷり浴びるのも悪くないな、とニュージーランドの公園は、そう
思わせてくれる場所です。
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2．ファイナンス
〜 5ヶ月ぶりのＮＺドル安 〜
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5月17日、ヨーロッパ中央銀行がギリシャ銀行への貸付一時停止の発表後、
NZドルは5ヶ月ぶりの安値をつけ、日本円に対して仲値62円を切りました。
その勢いは、スペイン銀行システムに対する不安から下げ止まらず、18日
にはついに対円で60.47円を記録、今後の行方も不透明なままです。
NZ国内経済に目を向けると、2011年のＧＤＰが1.4％から1.1％に下方修正
されました。この下方修正も、実はＮＺドル安を加速した原因の1つです。
Statistic New Zealand （ＮＺ統計局）によると、「新分野の産業を加え、
より現状に即した情報を提供するべく1987年から2011年の数値の見直しを
行った」ということですが、「この修正により、ニュージーランド経済履
歴に対する認識は一掃され、インフレ予測や金融政策に対してはマイナス
要因になるだろう」とウェストパック銀行のエコノミストたちは指摘、チー
フエコノミストのドミニク・スティーブンス氏は、「NZ中央銀行がどうい
う対応をするかを明言することは難しいが、6月の金融政策声明について
の不確実性が大幅に増したことは確かだ」と言っています。
このメルマガをご覧になる頃は既に結果が分かっていますが、18日にアメ
リカでＧ8（主要8カ国首脳者会議）が開催され、ギリシャの政局混迷によっ
て再燃が懸念されている欧州危機問題に対する対策も主要議題になる予定
です。NZも少なからず欧州問題の影響を受けており、為替レートについて
は翻弄されていると言っても過言ではない状況です。この会議の結果が今
後のキーポイントになるかもしれませんね。
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3．連載コラム！ 周さんのNZ生活（Vol.118）
「 日本の銀行―NZの銀行 」
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必要があってこれまで口座のなかったM銀行に口座を開くことになった。
家の前からバスに乗って20分、銀行は日本橋にある。銀行の玄関を入ると
女性行員が声をかけてきて用件を聴く。「口座を開きたい」というと我が
家の住所を聞き「それなら○○町支店がよろしいのではないでしょか」と
いう。大きなお世話だ。○○町支店は直線距離で行けば確かに日本橋支店
より近い（2キロくらい）が歩いて行くには遠い。地下鉄やバスの便を考
えると日本橋のほうがはるかに便利だ。窓口の行員からも再度「ご自宅の
近くで開いたほうがよろしいのでは？」どうしても口座を開かせたくない
ような口ぶりだ。
「振り込めサギ防止のため皆さんに注意していただいています」と窓口の
お嬢さん。確かに行内のプロジェクターでも盛んに振り込めサギ防止の
VTRを流している。でも振り込めサギとはまとまった金を現金で下ろそう
とする高齢者に対して窓口で注意するのではなかったか。口座を開こうと
する人間に開設を渋るのは・・・。そこまで考えて気がついた。そうか振
り込めサギ用の口座を開くのではないかと疑っているのだ。こちらの人品
骨柄が怪しいからかと聞いたら「とんでもないです」とは言っていたが。
家の近くの支店に行ってもやはりチェックは厳しいのだろう。
会社の取引銀行の行員がオフィスの中にまで入ってきて「口座を開いてく
ださい。1000円で今すぐ口座を作りますから」といって勧誘していた時代
もある。バブルよりずっと前のころの話だが。それにしても客に口座を開
かせて商売の成り立つ銀行がここまでガードを堅くしなければならないと
は住みにくい日本になったものだ。
オークランドで銀行とちょっとしたトラブルのあったことは以前書いた。
自動引き落としの書類を書かせながらその書類を銀行が無くして処理され
ず、何度かのやり取りでようやく目的を達成したときの話である。そのと
きは腹が立ったが考えてみるとニュージーランドはそのくらいいい加減で
もなんとかやっていける国なのだ。これが日本だったら支店長が菓子折り
でも下げて謝りに来るだろう。もちろんニュージーランドではそんな気遣
いはない。
そういえば携帯電話のメールだってニュージーランドは相手先の電話番号
をアドレスにすればやり取りできるが、日本ではショートメールを除き、
複雑なメールアドレスを設定しないとたちまち迷惑メールに乗っ取られて
しまう。日本からニュージーランドに来ると気が利かなかったり不便だっ
たりに腹も立つが、ニュージーランド人が日本に移り住んだら腹を立てる
前にノイローゼになってしまうだろう。もっとも、日本に移住したいと思
うKIWIはいないだろうけれど。
（周）
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【あなたにもできる！ ニュージーランド移住情報 】
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今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
次回のニュージーランド情報もお楽しみに！
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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