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Vol. 85 NZの人種問題

VOL.85 2010年10月11日 ────────────────────────
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               発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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 皆さま、こんにちは。
 いつもご愛読くださいまして、ありがとうございます。


 週末のオークランドは快晴で、
 夏の季節がやってきたという雰囲気です。
 この季節を待っていたと言わんばかりに、
 知人家族が集まって、バーベーキューをしました。

 澄みわたる青空、心地よい風、
 つい、のんびりとくつろいでいたら、日焼けしていました。
 日焼け対策を考えなければならない季節でもあります。


 それでは今回のメルマガをお届けします。

 (き)


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 今日のメルマガラインナップ

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 1.人気キャスターの失言 - 人種問題

 2.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.79)

  「 車社会 」

 3.ホリスティックニュージーランドよりお知らせ



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  1. 人気キャスターの失言 - 人種問題

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 ニュージーランドはイギリス連邦に属しているため、イギリスの女王を代
 表するガバナージェネラル(総督)がいます。歴代のガバナー・ジェネラ
 ルは、これまで 白人ばかりで、現在の総督は来年8月で任期終了予定のフィ
 ジアン・インディアン系の Anand Satyanand氏。ニュージーランドは、現
 在この総督を巡る発言で、メディアをにぎわせています。

 ことの発端は、朝の番組で人気キャスターが首相にインタビューをしてい
 る時のことでした。
 「現総督は、ニュージーランド人なのか?次期の総督は、ニュージーラン
 ドらしい人物が選出されるのか?」となげかけたのです。首相は、のちに
 「あの時は、キャスターが言ったことが信じられず、驚いた」とコメント
 しています。

 このSatyanand氏は、ニュージーランド生まれ、ニュージーランド育ちの
 弁護士、判事、国会の行政監察官としても尊敬された人物です。この放送
 直後から、抗議殺到。ニュージーランドのインドのコミュニティーからの
 批判のみに留まらず インドの現地の新聞にもこの騒動が取り上げられ、
 キャスターの発言に対し、ニュージーランドのハイコミッショナーが、イ
 ンド政府から招集されるほどにまで至りました。

 この人気キャスター、Paul Henry 氏の不適切な発言は今回が初めてでは
 なく、過去にも何度も問題になっています。2009年には、ガソリン高騰に
 不満な彼は、ガソリンスタンド職員が、インド人で英語が理解できなかっ
 たということを嘲笑したり、インド人の政治家の名前を英語の侮辱的な言
 葉に似せて、何度も繰り返したり。また、彗星の如く現れた歌姫、スーザ
 ンボイルさんを「知恵遅れ」呼ばわりしたことも、記憶に新しいでしょう。
 今回の発言で、彼は深く反省しているという謝罪文を発表しましたが、現
 在2週間の無給の謹慎処分中に、退職しています。
 
 ニュージーランドはスポーツやビジネスの世界以外にも、政界・行政の世
 界にもいろいろな人種の方が要職についています。現在、中国系の市長や
 中国系・韓国系の議員が活躍していますが、日系では私の知る限りまだい
 ないと思いますが、今後、日本人の移住者が増え、移民2世、3世と続く中
 で、いつの日か要人が誕生する日がやってくるでしょう。その時に、肌の
 色や偏見で心ない発言をされ、腹ただしく思うことよりも、頭角を現すよ
 うになった日系人を、心から誇りに思うことでしょう。 

 
 ▼EAST WIND CO.,LTD 移住部門 ─────

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 7F The Data Centre, 220 Queen St, City, Auckland, New Zealand
 



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  2.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.79)

  「 車社会 」

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 東京とオークランドとどちらが車社会かといわれたら間違いなくオークラ
 ンドである。オークランドでは車に代わる移動手段がないのである。もち
 ろん電車もあるしバスも走っているが東京のようなきめ細かさはない。買
 い物やゴルフに行くにも車がなければオークランドでは生活できないのだ。
 筆者の車は東京で2年乗ったのをニュージーランドに運んだから車暦は7年。
 日本だとそろそろ「替え時ですよ」とディーラーが言ってくるしこちらも
 そんなものかと思ってきた。

 でも、車社会のニュージーランドで7年物の車というのは「まだまだ」で
 ある。10年もの15年物の日本からの中古車が立派に走っている。ただし新
 車から6年を過ぎるとこれまで1年だった車検が6ヶ月に短縮される。「日
 本に比べてずいぶん忙しい」と思うかもしれないが車検にかかる費用は40
 ドル(1NZ$=65円として2600円)。ものの2時間もすれば車検済みとなる
 から日本の車検時の煩雑さとは比べ物にならない。

 現在東京に長滞在しているが車はない。長い間世話になった知り合いの
 ディーラーには悪いけれど車のない不便さより、車を持たない便利さを身
 にしみて感じるのである。いま東京で住んでいる地域で駐車場を借りたら
 月4万円から6万円だそうだ。それでも「バブルのころから比べたら半値に
 落ちた」という。KIWIが聞いたら怒り出すだろう。

 ただしオークランドでは都心で時間駐車をすると高い。ほんのちょっとと
 めても5ドルはとられるし、買い物をしてレストランで食事をしたりすれ
 ば40ドル(2600円)くらいかかる。CITYの駐車料金は東京なみだ。理由は
 古い町並みの都心に極端に駐車場が少ないのだ。この10年ほどオークラン
 ドは急速に人口が膨れ上がり、郊外から都心に通う勤め人が増えて慢性的
 に駐車場不足なのだ。バス通勤もあるが不便なのでみな車に頼る。必然的
 に朝のラッシュ時は交通渋滞が起こる。特に筆者の住むノースショアから
 都心に向かう道路は大ラッシュである。朝7時前から9時過ぎまではこの道
 路は避ける。普通なら20分で行くところを1時間はかかるのだ。オークラ
 ンド市では混雑緩和のためにバス通勤を薦め、高速道路のバス専用レーン
 を拡張したりしたが渋滞緩和までは行かないようだ。

 ネックはノースショアから都心にかかるハーバーブリッジの混雑だ。朝の
 通勤時は都心に向かう車線を倍に増やし、都心からノースショアに向かう
 車線を2車線に絞っているがハーバーブリッヂ上でどうしても渋滞に陥る。
 都心に向かうハーバーブリッジからオークランド湾を望む景色は絵葉書に
 使われる眺望だが、なぜか渋滞の車のドライバーはそわそわして景色を見
 るどころではない。その理由は橋にかかる前から道路わきで何度か目にす
 る「重量のあるトラックは中央のレーンを走れ」という看板。つまり、橋
 の端は危険ということだ。こんな看板で注意を喚起されれば景色どころで
 はない。「早く橋を通り過ぎて地上の道路に出たい」気持ちがドライバー
 の顔に表れるのである。写真で見れば美しいハーバーブリッジだがもとも
 とこの橋が完成したときは片側2車線だったのを後から両脇に2車線を継ぎ
 足しておりこれがそろそろというかもう耐用年数を過ぎているらしいのだ。
 聞くところによればこの継ぎ足し工事は日本の会社が請け負ったものだと
 いう。予想をはるかに上回る車の普及と橋の耐用年数が重なって「トラッ
 クは中央車線を走れ」という看板になったのだが万が一事故でも起きれば
 ジャパンバッシングは世界中のニュースになるだろう。日本の国土交通省
 もダムの建設で地元ともめていないで思い切ってその費用でハーバーブリッ
 ジ完全修復をしてくれないだろうか。これで日本への好感度はニュージー
 ランドにとどまらず世界中に広がるだろう。完成の暁には「トラックは中
 央を・・・」の看板の代わりにこの橋はダム建設を我慢した日本の○県
 ○○町の皆さんの好意で贈られた」とでも書いたらどうだろう。

 (周)



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  3.ホリスティックニュージーランドよりお知らせ

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 ニュージーランド原産の薬草エキスのオリジナルハーブショップ、
 ホリスティックニュージーランドでは、只今開店1周年記念キャンペーンを
 行っております。

 10月末まで、ウェブサイトからお申し込みのお客様に限り
 送料半額が適応されます。また、送料別7000円以上御注文のお客様には
 素敵なプレゼントを同封中!

 プレゼントは、手足の冷えや神経痛、肩こりにじんわりと浸透して
 血行促進を促す「ウォームアップクリーム」や、
 マオリがビタミンミネラル補給に用いてきた海藻「KARENGOエキス」など、
 何が入るかはお楽しみに・・。

 スペシャル企画のこの機会にぜひHPに遊びに来て下さいね

 ホリスティックニュージーランド
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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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 今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
 次回のニュージーランド情報もお楽しみに!

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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