<前の号 | 次の号>
Vol. 196 オークランドの住宅不足
VOL.196 2015年4月28日 ───────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「EASTWIND 移住メルマガ」
■■■■ あなたにもできる! ■ ■
■ ■ ■ ■
■■■ ニュージーランド移住情報 ■ ■ ■
■ ■ ■ ■
■■■■ https://eastwind.co.nz/ ■■■■■
無料メールマガジンの登録・解除はこちらからどうぞ
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/
発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さま、こんにちは。
先日牡蠣養殖場(Oyster Farm)の直売所で牡蠣を購入してきました。
オークランド近郊にはいくつか牡蠣養殖場があるのですが、今回はオーク
ランド北部のマタカナにある養殖場直売のお店で購入。
殻付を2ダース(24個)が$15とスーパーで買うより安く購入できました。
これから牡蠣がおいしい季節になるので、また行ってみようかと思います。
それでは本日のメルマガをお届けいたします。
(た)
◆─────────────────────────────────◆
今日のメルマガラインナップ
◆─────────────────────────────────◆
1. オークランドの住宅不足
2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
「第七回:出国税とは?Part3」
3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
4. 移住会員さま/NZコラム
キジねこのニュージーランドコラム オークランドの外食事情(17)
〜 ニュージーランドでハンバーガーに開眼 〜
◆─────────────────────────────────◆
1. オークランドの住宅不足
◆─────────────────────────────────◆
住宅不足が深刻化しているオークランドの不動産価格は、2002年から価格
が3倍にも跳ね上がっています。
現在のオークランドは、香港に続いて最も不動産の購入しづらい都市のひ
とつに挙げられています。
2014年の統計によると、オークランドの人口上昇は33,700人(NZの移民は
年間5万人で、その半分がオークランドへ移住してきます)、しかし建築の
認可がおりたのが7,366戸にとどまりました。
オークランドの人口が49%上昇したのに対して、建築認可はわずか26%の
上昇でした。
そして昨年のオークランドの住宅インフレ率は17%でしたが、これは他国
の平均インフレ率4.9%を凌駕しています。
そんな中で、ランドバンキング(Land-banking)の存在が注目されてきて
います。
ランドバンキングとは開発業者(Developer)が大規模な範囲で土地を購入
し、区画をうまく分割(Subdivide)するよう認可を取得し、手頃な価格の
家をまとめて建設し、売却までの流れに対して投資を行うことです。
ここ最近では将来性のある広大な土地(家付きの場合もあり)の販売に対
して、ランドバンキングという宣伝文句がよく使われるようになってきま
した。
ここまでの工程を個人で行うと、通常1年以上はかかってしまうところ、
開発業者のコネクションや技術を利用して、半年ほどで売却までを完了さ
せます。
オークランドでは2013年から84のエリアでこういったランドバンキングに
よる開発がなされ、2016年までの今後3年で39,000戸の建設を行う予定で
す。
オークランドの住宅不足は移住者が増え続けるうちはまだまだ続くと思い
ますが、こういった有効な対策により緩和されていって欲しいものです。
▼ EAST WIND CO.,LTD 移住部門 ─────
ホームページ https://eastwind.co.nz/
お問い合わせ
7F The Data Centre, 220 Queen St, City, Auckland, New Zealand
◆─────────────────────────────────◆
2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
「第七回:出国税とは?Part3」
◆─────────────────────────────────◆
こんにちは!ニュージーランドで国際税務コンサルタントをしているJATコ
ンサルティング代表 内山直己です。この場をお借りして税金に関するお話
しをさせていただいています。
前回と前々回は出国税をテーマにしてお送りしましたが、今回はその続き
です。
Part1では出国税が導入されることになったが、これは海外に引っ越す一握
りの人たちが心配すべき問題でなく、ほぼ全ての日本人が気にすべき事象
であるということ。その根本にある日本政府の税に対する考え方と将来へ
の方向性を理解しておかないと、あなたとあなたの財産への影響とリスク
を見誤ることになると問題提起をし、Part2では日本の財政状況が危機的状
況であること。消費税の数パーセントアップしたところで焼け石に水であ
ること。財政問題を解決する最終手段が「資産税」の徴収であると推測さ
れ、出国税の導入はその布石であるとの話で前回は終了しました。
それでは、「資産税」*とは何でしょう?
それは、あなたが稼いだお給料などの「所得」にではなく、すでにあなた
がお持ちの「資産」から税金を徴収するというものです。
(*注:一般的には、固定資産税、相続税、贈与税などが資産税と呼ばれて
いますが、ここでは固定資産税など既存の税ではなく、新たな徴税のシス
テムを便宜上「資産税」としています。新たな徴税システムが何か?につ
いては本文をご参照ください。)
日本人の金融資産はおよそ1,500兆円あると言われています。日本国の累積
赤字が1,000兆円を超えていることは前回でもご紹介しましたが、もし、日
本国政府があなたの、私の、そして私たちの子供たちの資産を徴収するこ
とができれば、国の借金はチャラになるのです。
もちろんあなたの財産が朝起きたらいきなり国に徴収されていた。。。。
なんてことはさすがに考えにくいです。でも、毎年あなたの資産に1%の税
金をかけますと言われたら、どうでしょう?
500万円の貯金があれば5万円です。
許容範囲のようにも思えませんか? 日本人の金融資産は1,500兆円です。
その1%は15兆円。消費税の増税で15兆円の増収を達成しようと思えば6%か
ら7%程度の税率アップが必要になります。8%から15%に消費税をアップする
と言われるのと、資産税を1%課しますと言われるはどちらの方が抵抗感あ
りますか?
当たり前ですが資産を多く持つ人は消費税増税を、資産をあまりお持ちで
ない方は資産税を望むでしょう。
そして、資産家のみなさんの声を押し切って資産税を導入するとどうなる
か?
税率にもよるでしょうが、資産税がかなりの負担になる場合、税金に持って
いかれるくらいなら使ってしまえと思うか、海外に移住してでも資産を守
ろうとするかのどちらかになるでしょう。
もし資産家が税金にもっていかれるくらいなら、と考えて使い始めたら、
それはそれで個人消費が増え経済の成長が加速して税収が増えるので政府
からすればそれはそれでよし。
困るのは海外に逃げられることなんです。そこで登場したのが今回の出国
税。
出国時に保有資産に課税することにより海外移住のインセンティブをなく
すことで、金融資産1,500兆円の国外流出を防ぐ。海外に移住しても、税金
は取るよ。逃げ場がないんだよ。それが日本政府の思惑なんです。
今回は一例として、資産に1%を課す資産税を導入するケースを想定しまし
たが、日本政府は別の手段を考えているかもしれません。ただ、言えるの
は、彼らのターゲットは我々の資産である1,500兆円である。これだけは間
違いないと思います。
今回はこれくらいにしておきますね。それではまた次回にお会いしましょう!
▼ EAST WIND CO.,LTD 移住部門 ─────
ホームページ https://eastwind.co.nz/
お問い合わせ
7F The Data Centre, 220 Queen St, City, Auckland, New Zealand
◆─────────────────────────────────◆
3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
◆─────────────────────────────────◆
2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
じくも知らしめることになりました。
これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。
それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
す予定であることを発表していました。
震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
いくのは間違いありません。
その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
を予定しています。
相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。
子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。
海外相続、相続対策について詳しく資料を元にご案内させていただきます。
下記メールアドレスまでお問合せください。
▼ EAST WIND CO.,LTD 移住部門 ─────
ホームページ https://eastwind.co.nz/
お問い合わせ
7F The Data Centre, 220 Queen St, City, Auckland, New Zealand
◆─────────────────────────────────◆
4. 移住会員さま/NZコラム
キジねこのニュージーランドコラム オークランドの外食事情(17)
〜 ニュージーランドでハンバーガーに開眼 〜
◆─────────────────────────────────◆
最近、すごく美味しいハンバーガーに出会った。どこで、といえば飛行機
の中なのだが・・・実はハンバーガーなどこれまで見向きもしなかった私
なのだが、この機内食メニューはすごかった。ビジネスか、プレミアム・
エコノミーに乗ると遭遇する選べるメイン。3種類は大抵チキンかビーフ
か魚なのだが、その日チキン、魚メニューのどちらも食指が動かなかった
私は、「ワカヌイ・ビーフバーガー」という、NZの銘柄牛のハンバーガー
を試したのだ。
結果、大正解。クルーの人もオススメの一品で、パンの焼き加減も良けれ
ば、乗っている野菜も機内にしてはフレッシュ。なによりバーガーのソー
スがしつこくないのがいい。しかし日本人でこれを食べている人はあまり
お目にかからない。きっと以前の私のように「わざわざハンバーガーなん
て」とお思いになっているのだろうか。しかし、ぜひトライしていただき
たい美味しさなのです。ところがしかし、先日日本から乗った時には「和
牛のハンバーガー」になっていて、お肉が全然ダメだった。ただのふつう
のひき肉を使ったバーガーパテで、肉はちょっと臭みも有り、ワカヌイと
は大違い。ワカヌイ・ビーフは帰国便でしか出なかっただろうか・・なの
で、バーガーを食べるなら、肉の表記にご注意を。
と、いうわけで、いったん美味なハンバーガーに出会ってしまうと、他に
も美味しいものを探したくなる。目標は、ひき肉らしからぬ、肉そのもの
が感じられるジューシーなバーガー。オークランド中心部なら、まずは、
これ。
White Lady: http://www.thewhitelady.co.nz/
なんと、営業時間は火〜木が夜6時〜朝4時。金〜月は24時間営業とい
う変則さ。ただし、オススメはハンバーガーよりもステーキ・バーガーです。
以前の「Take away という文化 その2」の記事にも書いています。
Ferg Burger: http://www.fergburger.com/fullscreen.html
残念ながらオークランドではなく、クイーンズタウンの伝説のバーガー店。
いつもめちゃくちゃ混んでいるが、ここもバンズもパテも本当に美味しく、
そして大きい。イートイン用の席は少なく、空いていることは少ないので、
まずは買ってからどこで食べるのかを決めてから入るのが正解。近くの公
園や広場などで食べるか、ちょっと歩いて湖畔まで行くか、お天気次第。
その他に、Carls Jr.とかBurger Fuel などのチェーン店も有るのだが、こ
ちらはまだあまりエラそうなことを書けるほど通ってはいないので、次回
の課題としよう。
■きじねこさんのニュージーランドコラムバックナンバー
オークランドの外食事情(16)
〜 ラーメン&BAR という選択 〜
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=192
オークランドの外食事情(15)
〜 美味しいものはオークランドへと流れる 〜
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=188
オークランドの外食事情(14)
〜 発展するオークランド飲食の光と影。後編。 〜
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=185
------------------------------------------------------------------
<編集部より>
次回の移住メルマガは5月11日の配信となります。
どうぞお楽しみに!
───────────────────────────────────
【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
───────────────────────────────────
■ 発行周期 隔週月曜日配信
■ 配信元 イーストウィンド
■ お問い合わせ
■ バックナンバーの閲覧、無料登録・解除はこちらからどうぞ
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/
※このメールマガジンの内容を転載される場合はお知らせください。
Copyright(C) 2014 East Wind Co., Ltd. All Rights Reserved.
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━