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Vol. 202 賃貸物件の新ルール適用
VOL.202 2015年7月20日 ───────────────────────
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皆さま、こんにちは。
先日オークランドからフェリーで30分程度にあるランギトト島まで、トレッ
キングに行ってきました。
ランギトト島はオークランドの沖にある火山島で、ごつごつとした溶岩が
転がる荒野、原産種の植物に覆われた低木林、数多くの入り江や砂浜があ
り、この島全体が環境保全省管轄の自然公園となっています。
この自然の中を頂上まで1時間程、帰りは海岸線沿いを歩きながら戻ってき
たので2時間半ほどだったので、ヘトヘトになってしまいましたが、オーク
ランド市街を海側から眺める景色は最高でした。
それでは本日のメルマガをお届けいたします。
(た)
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今日のメルマガラインナップ
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1. 賃貸物件の新ルール適用
2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
「第13回:出国税その後」
3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
4. 移住会員さま/NZコラム
Four Paddleさんのニュージーランドコラム
「2015年スノーシーズン到来」
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1. 賃貸物件の新ルール適用
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2016年7月からすべての賃貸物件のオーナーに対して、スモークアラーム
(煙探知)の設置義務が課されます。アラームの設置場所は、少なくとも
1つを寝室のドア3メートル以内の廊下部分に取り付けることが必要です。
また床と天井にインシュレーション(断熱材)の設置も義務付けられます。
これはハウジングNZなどの政府が管理する物件に関しては来年7月までに、
その他の賃貸物件は2019年7月までに設置を完了しなければなりません。
スモークアラームに関しては、数十ドルで購入出来るのですぐに取り付け
が可能ですが、インシュレーションに関しては床と天井で3,300ドル程の費
用がかかりますので、賃貸物件のオーナーにとっては痛い出費となりそう
です。ただし、インシュレーションの効果で、長い目で見ればオーナーに
は利益があり、またスモークアラームの設置により年間で3人の命が救われ
ると、住宅建設相のニックスミスは証言しています。
現時点での計算によると、18万軒の家にインシュレーションと、12万軒の
家にアラームの設置が必要になります。
来年6月までの間にインシュレーションの設置を行うと、"Warm up New
Zealand: Healthy Homes" という助成金を得られる制度もあります。
何かと寒〜いニュージーランドの家の中、この制度により、少しでも暖か
くなるといいですね。
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2. 税務コラム ニホンの税金、セカイの税金
「第13回:出国税その後」
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こんにちは!国際税務コンサルタントのJATコンサルティング代表内山直己
です。この場をお借りして税金に関するお話しをさせていただいています。
今年の7月1日から施行された出国税(実は正式名称は国外転出時課税といい
ます。)、国税庁からQ&Aがリリースされるなど、不明だったポイントがク
リアになってきていますので一部をご紹介しましょう。
Q.国外転出時課税の対象資産には、どのようなものがありますか。
A.国外転出時課税の対象資産には、有価証券(株式や投資信託など)、匿名
組合契約の出資の持分、未決済の信用取引・発行日取引及ひ?未決済のデリ
バディブ取引(先物取引、オプション取引など)が該当します(所法60の21〜3)。
コメント:つまり、株式や債権などの有価証券、組合の出資持ち分、オプ
ションなどのデリバティブのみが課税対象となるのです。逆の言い方をす
れば、それ以外の資産には課税されないということなので、法律としては
まだまだ緩いと言えるでしょう。海外移住をご検討されている資産家の方
は、この法律がさらに厳しくなる前に移住スケジュールを再検討されるこ
とをおすすめ致します。
Q.対象資産の価額の合計額が1億円以上となるかどうかの判定に際して、含
み損がある有価証券等や譲渡による所得が非課税となる有価証券について
も対象資産として含める必要はありますか。
A.対象資産の価額の合計額か?1億円以上となるかと?うかについては、国外
転出の時に含み益があるかどうかにかかわらず、全ての対象資産の価額の
合計額で判定します。
なお、国外で所有等している対象資産についても同様に、国外転出時課税
の対象資産として金額基準の判定に含める必要があります。
コメント:日本の税制は全世界所得課税と言われる海外で得た所得も国内
での所得に合算して課税される仕組みになっています。そして、国外転出
時課税においても、国外の金融資産も課税対象となるのですね。
国外財産は為替レートによって、円建ての資産額が大きく変動することも
ありますので、国外資産が金融資産の大部分を占める方は為替の動向を見
ながら移住スケジュールを検討する必要があるかと思います。
以上のQ&Aは下記のウェブサイトでも参照できます。もし出国税に関して不
明な点、疑問点などおありでしたら、イーストウィンドまでご連絡ください。
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/denshi-sonota/kokugai/pdf/02.pd
今日はこれくらいにしておきますね。それでは!
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3. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
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2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
じくも知らしめることになりました。
これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。
それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
す予定であることを発表していました。
震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
いくのは間違いありません。
その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
を予定しています。
相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。
子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。
海外相続、相続対策について詳しく資料を元にご案内させていただきます。
下記メールアドレスまでお問合せください。
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4. 移住会員さま/NZコラム
Four Paddleさんのニュージーランドコラム
「2015年スノーシーズン到来」
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2015年度のスノーボードシーズンが始まりました。今年は積雪量が多く、
噂では1947年以来の当たり年だそうで、クイーンズタウンは多くの人で賑
わっています。
特にリマーカブルスのカフェが新設された事により、それの為の従業員が
例年の倍以上に増えたのも賑わいの要因の1つです。それにより今年のクイー
ンズタウンの住宅探しはとても深刻です。フリーペーパーなどの1つのお部
屋の募集に50件程の問い合わせが来ていたそうです。またそれにより価格
も高騰して1週間200ドル以上がざらにあり、足下を見られる場合もあるそ
うですが、足下を見られているとわかっていても部屋を確保しなくては、
家無し子になってしまうので先日も週250ドルの部屋を決めたワーキング
ホリデーさんがいました。
地元の人の話では、毎年8月になれば少しはましになるので、それまでの我
慢だとの事です。心配症の方で冬のクイーンズタウンに滞在する場合は、
5月の終わりには到着し、部屋を探す事をおすすめします。反対に「何とか
なるでしょう」という心構えの方は、見ていると本当に何とかなっている
場合が多いので、あまり気にしなくてよいかと思います。人には色々なタ
イプがいるのだとわかるのと、人生タイミングなんだなというのを間近に
みれているので人生勉強させてもらっています。ちなみにわたしは、心配
症なので4月には到着して準備をするタイプです。
街の賑わいとは逆に円安のせいか?日本人の皆さんが少なめですが、毎年
そうであるようにスキー/スノーボードという共通の趣味があるのですぐに
仲良くなり、ホリデー中の子ども達も交えて毎日楽しく滑りに行っていま
す。今年はスキーヤーが多いです。みな目標を持っているのがスキー、ス
ノーボード留学やワーキングホリデーのよい所です。お問い合わせいただ
いた時の最初のメールはみなさん同じ内容なのですが、それぞれクイーン
ズタウンでしたい事をしぼっていくと、同じスキー、スノーボードでも枝
分かれして行くのが特徴的です。そしてそれぞれが気持ちのいいようにバ
ラバラに動いているのですが、なぜかまとまりがあるのです。きっと考え
のトップがみな「スキーやスノーボードをしたい」というものであるので、
各自自由に動きタイミングが合えば皆で動くという形になるのかな?と考
えます。
インストラクターコース受講の方、レンタルボードで2週間の英語+スノー
ボードーコースお申込の方、4週間英語とスノーボードお申込の方など様々
な方がクイーンズタウン生活を満喫しています。いよいよ冬本番、8月も多
くのスキーヤー、スノーボーダーを迎えて楽しみたいと思います。
我が家の子ども達もスロースターターですが、練習を始めています。キウ
イキッズのご両親、スキー、スノーボードレッスンなどに5000ドル以上か
ける方も普通にいるのです、スポーツが盛んな国なのでスポーツで強いと
讃えてくれるのですが、さすがに我が家ではそこまでしてあげる事はでき
ません。子ども達は、他の子に比べて練習量が少ないので少々焦っていま
すが、わたしはその練習量の少なさを生かして集中してやるというのがよ
いのではないかと考えています。学校を休んでまでコーチ付きのスノー
ボードはする必要はないし、子どもの仕事はまずは勉強と思うのです。
どれが正しいかは答えはありませんが、基本的な生活習慣は小さいうちに
身につけさせたいです。キウイのよい所を盗み、日本のよくない所は子育
てには利用しないという風に生活して行けたら最高だなと思います。
■Four Paddleさんのニュージーランドコラムバックナンバー:
「クイーンズタウン トレイルランニング2」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=198
「クイーンズタウン トレイルランニング1」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=197
「ニュージーランドでの庭作り2」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=194
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<編集部より>
次回の移住メルマガは8月3日の配信となります。
どうぞお楽しみに!
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