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Vol. 179 NZ国政選挙
VOL.179 2014年8月4日 ───────────────────────
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皆さま、こんにちは。
今回は、8月末に予定されている、移民局・政府当局賛同による投資家部門
移住セミナーの開催につきまして、冒頭にてお知らせさせて頂きます。
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<<ニュージーランド 投資家部門移住セミナーのお知らせ>>
このたび、ニュージーランド移民局、およびニュージーランド貿易経済促
進庁「NewZealandTradeandEnterprise」の賛同のもと、弊社および弁護士
事務所など関連各社による共催で「ニュージーランド 投資家部門移住セ
ミナー」を、東京、大阪にて開催いたします。
日程は、下記のとおりとなっております。
東京 :8月29日(金)、30日(土)
大阪 :9月1日(月)
詳細は下記URLをご参照ください。
https://eastwind.co.nz/immigrant/seminar.php
なお、今回のセミナーの内容は、投資家部門による永住ビザ申請にご関心
のある方に向けて構成されております。ニュージーランドの投資家として
申請できるニュージーランドの永住ビザのカテゴリーは、約1億5千万の
投資資金証明および約1億の生活資金証明が必要な「投資家2」、約10
億の投資資金証明が必要な「投資家プラス」の2種類となっております。
ただしお手持ちの資金が必要投資額に満たない場合でも、ご相続財産など
でお悩みの方には有意義な情報もございますので、ご興味がおありの方は
下記URLからお申込みくださいませ。
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それでは本日のメルマガをお届けいたします。
(た)
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今日のメルマガラインナップ
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1. NZ国政選挙
2. ニュージーランドよろず生活コラム(17)
「マオリの伝説」
3. ファイナンス
〜 NZ準備銀行は、4回連続の利上げを決定 〜
4. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
5. 移住会員さま/NZコラム
Four Paddleさんのニュージーランドコラム
「スノーボードとスケートボード」
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1. NZ国政選挙
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NZの国政選挙が今年の9月20日に行われます。NZでは3年に1回、総選挙を実
地し、政党と国会議員を選出します。基本定数は120となります。
現在はジョン・キー率いる与党の国民党の他、労働党など全部で8つの政
党から成り立っています。
NZの選挙制度はMMP(小選挙区比例代表併用性)となり、有権者は支持する
政党に投票する政党票(Party Vote)と国会議員候補者に投票する選挙区
票(Electorate Vote)の2票を投じます。
有権者の資格は18歳以上の永住権保持者(および国民)で、NZに1年以上居
住したことがある、または1年以上居住している者が対象となります。
有権者登録は手紙でもインターネットからでも可能です。
投票日1ヶ月前までに登録を済ませていると、1週間ほど前にEasy Vote投票
案内パックが郵送されます。これには居住している地区の投票所一覧が記
載されているので、投票日に最寄の投票所に行くか、または9月3日からの
不在者投票で事前に投票を済ませておく(郵送も可)ことも可能となりま
す。
ひとつ気をつけなければならないのが、有権者登録をすると、それ以降NZ
で行われる陪審員に召還される可能性があり、指定された陪審員選考日に
裁判所へ行くことが出来なければ、最悪罰金1000ドルを支払わなければな
らない場合もあります。
陪審員召還には、年間約30万人が、登録された住所が裁判所から45km以内
の住人に対して無作為に選ばれています。
どうしても避けられない仕事や、正当な理由がある場合、事前申請をして
それが受理されれば召還を断ることも可能です。
陪審員選考の当日は200人ほどが召還され、その中からくじびきにより50名
ほどまで絞られます。その後に法廷まで向かい、最終的に陪審員12人が選
考されます。
(過去メルマガ参照)
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=171
現在は国民党の続投が予想されていますが、引き続き今後の不動産価格の
推移や移民受け入れ状況など、気になる情報は随時メルマガから発信して
いきたいと思います。
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2. ニュージーランドよろず生活コラム(17)
「マオリの伝説」
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ニュージーランドに来るまで、興味を持つこともなかったマオリ文化。顔
にほどこす独特な刺青や自然崇拝の精神が、北海道のアイヌ文化に少し似
ているな…程度のことしか知りませんでした。ニュージーランドについて
調べているうちに、ふとマオリの伝説を目にすることがあり、その素敵な
内容に感激。その中でも私の好きな伝説を少しご紹介したいと思います。
一つ目はタネ・マフタの伝説。タネ・マフタは森の神。空の父・ランギヌ
イと、大地の母・パパトゥアヌクの間に生まれました。とても愛し合って
いたランギヌイとパパトゥアヌクはぴったりと寄り添い、その間に挟まれ
ていたタネ・マフタは闇の中で全く身動きをとることができないでいまし
た。ある時、父と母の間から差し込む光を見たタネ・マフタは、その光の
中に飛び出したいと願うようになり、遂には父と母を自らが引き離し、天
と地を分け、この世に光をもたらしました。これが聖書でいうところの天
地創造、そのマオリ版ですね。
タネ・マフタは素晴らしい巨木で、曲がることなく、まっすぐと天に向かっ
て立つその姿は、まさに伝説で語られている通り「天と地を分けた者」の
ように見えるそうです。マオリの人々にとっては神同様の存在であり、と
ても強いパワーを放つというタネ・マフタ。一度、ワイポウアにある本物
のタネ・マフタを見て、パワーを頂いてみたいと思っています。
二つ目はキウイの伝説。ニュージーランドのシンボルでもあり、翼が無い
のでペンギンのように飛べない鳥なのですが、その丸っこい姿は本当に愛
らしいです。
上記のお話に出てくるタネ・マフタの弟であるタネ・ホカホカ。地上の森
が虫に食い尽くされ、病みつつあることを心配し、鳥たちに地上へ下り、
森を守ってくれないかと願います。集まったのはトゥイ、プケコ、ピピファ
ラウロア(かっこう)、そしてキウイ。どの鳥たちもそれぞれ言い訳をし
て地上へ下りることを嫌がったのですが、キウイだけは地上へ下りること
を承諾しました。でも、地上に降りるにはその美しい羽を失い、日の光を
拝めることもできなくなり、強靭で醜い足が必要となる…タネ・ホカホカ
は改めて、キウイにその意志を確認します。それでもキウイは森を守る為、
タネ・ホカホカの願いを聞き入れました。大いに喜んだタネ・ホカホカは
キウイに言いました。
自らを犠牲にすることもいとわないキウイよ、そなたは翼を失うが、この
世で最も愛される鳥となるだろう!
その言葉通り、キウイはここニュージーランドの固有種として手厚く保護
され、最も愛される鳥となりました。タネ・ホカホカはちゃんとキウイへ
の約束を守ってくれたのですね。他の鳥たちはどうなったのでしょう。臆
病だったトゥイは臆病者の証として喉に二つの白い羽を付けられ、足が水
に漬かるのを嫌がったプケコは永遠に沼で暮らすことになり、自分の巣作
りが忙しい、と言ったピピファラウロアは巣作りを禁じられ、他の鳥の巣
に卵を産まなくてはならなくなりました。
なるほど…思わず納得してしまうお話です。
■ ニュージーランドよろず生活コラム バックナンバー:
「多国籍ランチ」
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「バスでの出来事 」
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「ニュージーランドで反抗期」
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3. ファイナンス
〜 NZ準備銀行は、4回連続の利上げを決定 〜
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NZ準備銀行は7月24日、今年3月以降、4回連続となる利上げを決定し、政策
金利を3.25%から3.50%へ引き上げました。
ウィーラー総裁が声明で、自国通貨高への懸念を改めて示したほか、利上
げをひとまず中断する意向を明らかにしたことから、利上げが行なわれた
にも関わらず、NZドルは大幅下落となりました。
為替市場は、2015年半ばまでに、政策金利が4.25%程度まで上昇すること
を織り込みつつあったため、利上げサイクルの停止発表に、市場の思惑と
大きく乖離して大幅な下げ幅となりました。その後もNZドルは、対円共で
約6週間ぶりの安値近辺で推移しています。
ウィーラー総裁は声明の中で、金利をさらに引き上げる前に、状況を見極
める時間を設けるのが賢明との判断を明らかにしました。これは、これま
での利上げに伴い、景気の調整が進みつつあることなどから、今回の利上
げの効果も含め、当面の情勢を見守る意向を示すものとみられます。ただ
し、先進国の中でも景気見通しが堅調なことに加え、足元で落ち着いてい
る物価上昇率が今後、高まると見込まれていることなどから、依然として
緩和的な政策金利が今後も引き上げられるとの見方が市場では優勢です。
なお、年内はあと3回、金融政策の発表が予定されておりますが、年内最後
の12月にも再度、利上げが行なわれる見方もあります。
世界的に見ると、ユーロ圏では包括的な追加金融緩和策が6月に導入された
ところです。日本では量的・質的金融緩和が続いており、追加緩和の可能
性もあるとみられます。また、米国でも、量的緩和は今秋にも終了する見
通しながら、実質ゼロ金利政策は当面、続くとみられています。一方、NZ
は年内にも利上げを行なう可能性のある数少ない先進国の1つです。さらに、
NZと日本の間の大きな金利差なども考えあわせると、NZドルは今後も投資
家の関心を集め続けると見込まれます。
市場金利の引き上げに伴い、弊社の「グループ定期預金」の利率が更にアップ
しました。
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4. ご案内:いま注目される、海外相続の必要性について
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2008年にいわゆるリーマンショックで端を発した世界的金融危機と続く経
済停滞。そんな中で起こった東日本大震災の日本経済への計りがたいダメー
ジは、今後の日本の経済復興がどれほど険しい道なのかを日本国民にいみ
じくも知らしめることになりました。
これからの日本政府は「震災復興」という言葉だけを利用して、あらゆる
角度から国民に負担を課していくことは目に見えて明らかです。
それに先立って2010年、すでに2011年度の税制改革法案の中で政府は「所
得税増税」「相続税増税」「消費税増税」等の非常に大きな税制改正を通
す予定であることを発表していました。
震災後の対策に右往左往する中国会審議が延期されているものもあります
が、近い将来必ず国民の負担がさらに増大する方向に政治が舵取りされて
いくのは間違いありません。
その中でもとくに相続税の基礎控除が引き下げられました。
「5000万+相続人毎1000万」だったものが、「3000万+相続人毎600万」に
引き下げられています。さらに死亡保険の非課税枠を縮小して相当な増税
を予定しています。
相続税はスイス・スウェーデン・イタリア・カナダ・シンガポール・タイ・
マレーシア・オーストラリア・ニュージーランドなど廃止している国も多
く、これから廃止に向けて動いている国も増える中で、「死者に鞭打つ」
時代遅れの税金でありながら、日本では裕福な層から効率的に税金を徴収
できるシステムとしてますます強化しようとしているのです。
子供たちのために必死で働き蓄えた資産、すでに所得の段階で納税してい
る資産への再課税が一層厳しくなり、原発の健康不安は増大し、そしてな
により国(政府)に対する信頼が喪失している今の日本。日本人として、
1人の親として、未来を担う世代へいかに資産を残せるのかー今こそ、世
界を視野に入れた相続対策に踏み出す時です。
海外相続、相続対策について詳しく資料を元にご案内させていただきます。
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5. 移住会員さま/NZコラム
Four Paddleさんのニュージーランドコラム
「スノーボードとスケートボード」
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14才の長男の楽しみはスノーボードとスケートボードです。もともと長男
はスノーボードだけをしていたのですが、ある時「雪が無くなってしまう
けど、僕は雪のない間、何をしたらよいのだろう?」と質問され、当時お
世話になっていたスノーボードショップに相談したところ、スケートボー
ドが最適とのアドバイスを受け、始めたのです。このようないきさつで小
学校1年生の時に始めたスケートボードが、ニュージーランドではとても
役にたっています。
渡航後に長男のクラスで彼についてくれた、バディーと呼ばれるお世話係
のキウイの男の子の家には、スケートボード用のミニランプ(スケートボー
ドの遊び場所で、木で出来たハーフパイプのようなものです)がありました。
2人ともそれが大好きで、放課後や、週末に約束しては、彼の家の庭にある
ミニランプで遊んでいました。そこから交流が広がり、1人、また1人と
仲間が増え、冬場スノーボードに移行する彼らとは、1年を通して強い友
情関係で結ばれる事になりました。
スケートボードの技の名前は万国共通ですので、渡航後は英語力ゼロだっ
た長男も、英語は喋れないけど技の名前は伝え合える、そして誰よりも上
手だったので、すんなりと地元のティーンエイジャーのグループに打ち解
けられたようです。同じ趣味の友達がたくさんいるので、英語の上達も、
ものすごく速かったです。
日本にいた時は剣道をしていた長男。スケートボードを知ってから、その
面白さにはまり、「スケートボードを一生懸命がんばるから剣道をやめさ
せてください」と長男から言われました。すぐに辞めるのはよくないので、
「あと1ヵ月剣道をしっかりがんばったら辞めてよい」と話をしたところ、
約束どおりがんばったので、辞めさせることにしました。その時に、剣道
のママ友達数名から、「スケートボードがんばるってどういう意味かな?
遊びでしょう?剣道とは別物でしょ?」と言われたのを覚えています。子
どものがんばるものは、彼らが選ぶものだと思っていたわたしは、むしろ
その質問の意味が解らず、「はい、おかげさまで子どもが、がんばるもの
を自分で見つけました」と言い残し道場を退会しました。
それからも数回「剣道戻らないの?スケートボードは?」と聞かれました
が、大会に出てがんばっていますと伝えても、やはりスケートボードでは
ピンとこないようでした。しかし、そのスケートボードが現在の彼の高校
生活を有意義にさせているのは間違いありません。剣道であれば、今の街
では道場もなく、渡航と同時にやめる事になっていましたので、まだ小さ
かった長男の選択を信じて、また彼自身「がんばる」と言い、有言実行し
てきた彼の成果でもあります。
長男の言い出した「ニュージーランド留学(結局わたしたち家族の移住と
なりましたが)」のきっかけも、マウイ島の親戚の家に遊びに行った時に
訪れたスケートパークで技の名前しか言えず、地元の子がたくさん話しか
けてくれるのに話せない、だから英語をしゃべれる人になりたいというも
のでした。
考えてみるとスケートボードに出会ってなければ現在の生活はしていない
という事になります。
現在は街のスノーボード、スケートボードなどを扱うお店とスポンサー契
約を結び、お店の宣伝に励んでいます。そしてスノーボード、スケート
ボードなどの大会成績などの成果が認められて、街にあるトランポリン場
からもスポンサー契約を結んでいただいき、トレーニングに励んでいます。
現在の彼があるのは過去の彼ががんばったからです。剣道や柔道などは厳
しく礼儀もつくというイメージが強いですが、一見リラックスしたスポー
ツに見えるスノーボード、スケートボーを真剣に取り組んでいる子ども達、
ティーンエイジャーも同じです。あいさつなどもきちんとできます。見た
目で判断せず、スノーボードやスケートボードの文化に触れてみてくれる
人が増えるといいなと思います。
■ Four Paddleさんのニュージーランドコラムバックナンバー:
「自動車の購入 」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=175
「ニュージーランドの引越し文化 」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=169
「昔から大人気のターム4 」
https://eastwind.co.nz/mailmagazine/index.php?vol=165
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<編集部より>
Four Paddleさんのお話のとおり、物事を見た目で判断される方もいらっしゃ
ることは事実ですが、スノーボードやスケートボードだってれっきとした
スポーツです!上達に向けて多くのプレーヤーが一生懸命に取り組む姿勢
は、他のスポーツと何ら変わり無いはずです。
それにしても、Four Paddleさんの息子さんは凄いですね。彼の今後の更な
る飛躍を期待しましょう!
次回の移住メルマガは、8月18日配信となります。
どうぞお楽しみに!
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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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