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Vol. 51 NZ 賃貸住宅トラブル

VOL.51 2009年5月25日 ────────────────────────
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                発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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皆さま、こんにちは!
いつもご愛読くださいましてありがとうございます。

ニュージーランドのオークランドは今週も肌寒く、
小雨混じりの愚図ついた天気からスタートしています。


週末、オークランド市内の西にあるアボンデールで、
毎週開かれるマーケットに行ってきました。

洋服、靴下、電化製品、玩具、
布団、アクセサリー、野菜、果物 ・・・

え?こんな物も!と思うような物まで、
多種多様な物が仮設テントの下で売られており、
とても驚きました。

とくに驚いたのは、野菜や果物の安さです。
特大のキャベツ 99セント、玉葱6個 99セントと
大型ショッピングセンターで購入するよりも格段に
安いのです。

ここまで安いと、もうほかでは購入できませんね。

我が家は、今度の週末も
このアボンデールマーケットへ足を運ぶ予定です(笑)。


それでは、早速今号の移住メルマガをお届けいたします。




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今日のメルマガラインナップ

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1.News !
   〜 NZ 外貨預金、不動産購入、移住説明会のお知らせ 〜

2. ニュージーランドの不動産事情 〜 賃貸住宅の契約 その2 〜 

3.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.45)〜 新型インフルエンザ 〜

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  1.News !
   〜 NZ 外貨預金、不動産購入、移住説明会 〜

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いまだ景気回復の見られない日本に見切りをつけて海外に移住したい!
老後はのんびりニュージーランドで過ごしたい!

でも、

本当に住むことが出来るのか?
仕事はあるのか?
物価は?

など、多くの方が同じ不安を抱えています。

ニュージーランド現地スタッフが日本に出向き、永住権取得・不動産購入
・外貨預金・起業・長期滞在希望の方々を対象に説明会を行います。

説明会では、新移民法やビジネスの起こし方、家の購入、教育制度、政治、
経済についても触れさせて頂く予定です。


■ニュージーランド外貨預金、不動産購入、移住説明会

〜 2009年/ 5月開催 第39回

  ・日時 : 2009年5月31日(日) 13〜15時
  ・場所 : ウェスティンホテル東京 17階ラウンジ


「ニュージーランド外貨預金、不動産購入、移住説明会」の次回開催日程や
お申込みはこちらからどうぞ

https://eastwind.co.nz/ew/eij/eij_semi.html


※説明会当日にご参加できないお客様や首都圏以外の地方にお住まいの
お客様向には個別カウンセリングを開催しております。

個別カウンセリングをご希望のお客様はお気軽にお問い合わせ下さい。
  → Email:



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  2. ニュージーランドの不動産事情 〜 賃貸住宅の契約 その2 〜 

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前回に引き続き、今回もニュージーランドで家を借りる場合のポイントにつ
いてお話します。晴れて契約書を交わして鍵を受け取り、いざ引越しをして
みると「聞いていなかった」問題や「どうなっているの?」ということが起
こらないとも限りません。実際によくあるトラブルについて、政府の住宅事
業部が発行しているガイドに基づいて見てみましょう。



1)芝の手入れはテナントの責任?芝刈り費用をあとから請求された!

これは庭付きの住宅を借りる場合必ず最初に確認しておくことです。手入れ
がオーナー負担の契約もあれば、テナント負担のものもあります。また、芝
刈り機だけをオーナーが貸してテナントが作業するルールのところもありま
す。以前見学にいった家では、一角だけテナント負担の庭がありました。オ
ーナーにその分だけ分担してお願いしてもいいし、その部分だけ「自力で手
入れする」のももちろん可能です。あらかじめよく話し合って決めておく必
要がありますね。


2)備品の冷蔵庫が壊れた。オーナーはテナントが使用中のものはテナント
負担と言う

これも冷蔵庫付きの物件でよくおこります。しかし、契約書に最初から冷蔵
庫付きとなっている物件であれば、メンテナンスはオーナーの義務です。故
意に壊したもの以外の備品はオーナーに請求できますが、修理をするのはオ
ーナーなので勝手にしてしまわないよう注意しましょう。逆にもしあなたが
オーナーの立場であれば、あまり古い家電を備品として置かないほうが無難
かも知れませんね。


3)突然の家賃の値上げ。これって払わなければならないの?

家賃の値上げは60日以上前の通知をもって行うことができます。しかし契
約開始日より6ヶ月未満か、前回の値上げより6ヶ月未満の場合は値上げを
してはいけないことになっています。また、Fixed termといって定期契約の
場合には、特記がなければその間の値上げは行ってはいけないことになって
います。ですので、もし入居してすぐに「来月から20ドルアップ」と言わ
れた場合には当然断ることができます。


4)オーナーが「近くに来たから内部をチェックする」と突然来ました。入
れるべき?

これは、事前通知の義務があるので入れなくても大丈夫です。ただし、玄関
先までは通知は義務ではありません。もし突然の訪問で入れたくない場合は、
事前通知をお願いして帰ってもらうことです。売りに出ている物件などの場
合は、一緒にいたくなければ家を空けておいてオーナーに任せることも可能
です。留守のときに通知をして不動産屋が中に入った場合、通常はその証拠
に名刺を残していきます。


5)フラットメイトとの間でトラブル。賃貸住宅法で守られる?

これは契約により異なってきます。一人が代表テナントであり、他のフラッ
トメイトもすべて転借人として契約書に署名している場合に限り、賃貸住宅
法が適用されます。代表テナントがフラットメイトを決めて入居させている
だけの場合は法による保護はありません。

フラッティングをする場合は、このあたりの注意が必要です。口約束で適当
に決めてしまいあとでトラブルになると、誰も助けれはくれません。お金の
ことやルールに関しては極力文書に残してサインをすることを忘れないでく
ださいね。




ニュージーランドで家を借りるにあたり、一番気をつけていただきたい事は
「オーナーの立場のほうがテナントよりも強い」ということです。これを日
本の感覚で「お金を払っているのに」「まだ住んでいるのに家を他人に見ら
れるなんて(市場に出された物件の場合)」などと考えてしまうとトラブル
になります。「郷に入れば郷に従え」の気持ちで、ニュージーランドの考え
方を柔軟に受け入れる必要がありますね。

我が家の場合も、前のマンションが売りに出されてからは、ほぼ毎日のよう
に買い手が家を見に来る時期がありました。正直疲れましたが、それはオー
ナーの権利ですから仕方がありません。しかし、あまり気負わなくても大丈
夫です。買い手がみたいのは間取りや明るさであって、あなたの生活状況で
はありません。ニュージーランドらしく、見に来る人たちも実にあっさりし
ています。

ですので、普通に生活をしていていいのです。ご飯の支度をしていようが、
お茶を飲んでいようが彼らは気にせず部屋をささっと見学して出て行きます。
日本人のように部屋で靴を脱いでいる場合、それを伝えると皆きちんと靴を
脱いでくれます。あまり心配せず自然に振舞うことがコツかも知れませんね。

もちろん、オーナーの無礼や法律違反については黙っている必要はありませ
ん。賃貸住宅法によりテナントの権利はしっかり守られていますので、事前
連絡なくオーナーが家に入って来たり、人種差別や職業の有無などで貸し渋
る場合は地域にある賃貸サービス課(Tenancy Service)に相談しましょう。
きっと親身になってくれるはずです。

以上、2回にわたり賃貸契約についてお話してきましたが、皆様の将来の家
探しに多少なりともお役に立てば幸いです。気軽に引越しができる文化を利
用して、皆様もいろいろな家で生活をしてみてはいかがでしょうか。私個人
も、ユニット、マンション、タウンハウスと移動してきて今度は一戸建てを
狙っています(笑)。



イーストウィンド不動産部では、賃貸住宅のご紹介も含め不動産ツアー、売
買契約のお手伝い、海外引越しなどあらゆる生活のサポートをご提供してお
ります。ぜひお気軽にご相談下さい。
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  3.連載コラム! 周さんのNZ生活(VOL.45)〜 新型インフルエンザ 〜

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日本で新型インフルエンザの渦中にいる。といって私がインフルエンザにか
かったわけではない。ただ、毎日「これでもか」というほど関連ニュースに
日本中が大騒ぎしているのだ。最初は成田空港での「水際作戦」が成功した
かに見え厚生労働大臣も得意げだったが、神戸、大坂で渡航経験の無い高校
生が発症してから日本中がちょっとしたパニックである。

ニュージーランドの高校生がメキシコから帰って発生したときには「対岸の
火事」視していた日本のメディアも、感染者があっという間に 190人を超し
(20日現在)たとなるとテンションは否が応でも上がっている。

最初、成田で数人の高校生が発症したときにちょっと心配していたことがあ
る。このまま数人だと彼らが回復し、インフルエンザ菌を出さなくなったあ
とも必ず仲間やご近所から差別を受けるに違いないからだ。この点日本人は
意地悪なところがある。それだけに患者数がどんどんそれも別のルートから
増えたとなればその心配はあるまい。パンデミックを歓迎するわけでは決し
て無いが。

ところでニュージーランドよりはるかに全国的に報道され、みんなが気をつ
けているのになぜニュージーランドでは患者数が増えず日本で爆発的に増え
るのだろう。答えは東京や大阪の繁華街の人ごみ、朝夕の通勤電車のラッシ
ュを考えれば分かる。そんなシーンはニュージーランドのどこを探しても見
られない。

人口密度の問題。ありがたいことにニュージーランドは過疎なのだ。

聞くところによれば新型インフルエンザは弱毒性で、発症しても症状は重く
ないという。鳥インフルエンザのほうがよほど強毒で怖いそうではないか。
なのになぜこんなに日本中が大騒ぎするのだろう。ニュージーランドのよう
に「メキシコ帰りの高校生に発症しました。今のところ数百人に感染の疑い
があります。皆さん気をつけましょう」それでいいではないか。経済に影響
が出るほどメディアが大騒ぎすることは無い。

「メディアは大衆に迎合する」――。
新聞記者が聞きたくないメディア論の定理である。顔こそ映さないが回復し
てバスに乗り込む高校生の姿までテレビのカメラが追う必要は無いだろう。
それは日本人に強い「覗き見」趣味を反映しているのだ。「新聞記者は社会
の木鐸」はすでに忘れ去られた。大新聞もNHK を含む巨大放送メディアも大
衆の好奇心を反映する傾向が近頃ますます強くなった。

個人的なことだが筆者はのどが弱く、乾燥した冷たい空気の元ではすぐのど
をやられる。だから以前から飛行機の機内ではマスクを欠かせないのだが、
これまではオークランド−成田間の機中で他の乗客から奇異の目で見られた
ものだ。しかしこれでどうやらマスク姿は市民権を得たようだ。マスクの製
造が間に合わず、株価がドーンと跳ね上がったU社とともに喜びたい。


(周)



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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
次回のニュージーランド情報もお楽しみに!

これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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