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Vol. 97 NZのお財布の中
VOL.97 2011年4月26日 ────────────────────────
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発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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皆さまこんにちは。
ニュージーランドは、
先週金曜日から昨日月曜日までイースター休暇で、4連休でした。
金曜日のGood Fridayと日曜日のEaster Sundayは、ほとんどのお店は営業
することができず、スーパーマーケットも閉まっていました。日本では休
日にお店が閉まることは考えにくいですね。
反面、月曜日の午後は、多くの買い物客でにぎわっていた、ニュージーラ
ンドのスーパーマーケットです。
それでは今回のメルマガをお届けします。
(き)
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今日のメルマガラインナップ
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1.ニュージーランドの「お財布の中」
2.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.91)
「 日本食品の輸入禁止 」
3.ホリスティックニュージーランドからのお知らせ
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1. ニュージーランドの「お財布の中」
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今回は、ニュージーランドの「お財布の中」について書きます。
まず、ニュージーランドドルのお札はプラスチックに印刷されていること
は、日本でもテレビ等で紹介され、知られていることではないでしょうか。
耐久性と偽札防止と自然環境保護の為なのですが、誤って洗濯機でまわし
てしまっても大丈夫という利点もあります。
また、この国の最小硬貨は10セントです。10セント未満硬貨は、製造コス
トがその硬貨の価値以上にかかってしまうという理由で廃止されたのです
が、小銭をじゃらじゃら持ち歩かなくてもよくなった点で、国民からも歓
迎されています。お店で買い物をする際、10セント未満は四捨五入または
五捨六入されます。
現金について書きましたが、ニュージーランドに住んでいますと、Eftpos
という銀行のカードをよく使いますので、現金を使うことが少ないです。
このEftposとは買い物の支払いの時に、レジでこのカードを使って直接そ
の銀行口座から代金を引き落とします。また、このカードは、お店での買
い物にはクレジットカードよりも頻繁に使われています。
さて、このニュージーランドの「お財布の中」に新しく仲間入りしそうな
ものがあります。日本では既におなじみの電子マネーです。「Snapper」
という名前で最近登場しました。かわいらしい魚の絵が入った、赤いカー
ドで、将来的にはニュージーランドの公共交通機関の支払いにもつながっ
ていく動きがあります。この「Snapper」がニュージーランドの「お財布
の中」で今後どのような地位を占めていくのか、楽しみに見守りたいと思
います。
「Snapper」ウェブサイト(英語)
https://www.snapper.co.nz/
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2.連載コラム! 周さんのNZ生活(Vol.91)
「 日本食品の輸入禁止 」
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1位 勝間 和代
2位 星野 仙一
3位 草野 仁
My News Japan というネットメディアがある。会員制の有料メディアだ
が新聞やテレビなどマスメディアが取り上げない(取り上げられない)政
治、社会問題を鋭く追及する。
ここにあげた3人は3月11日の東電福島原発事故の直前まで電力会社のコマー
シャルで「原発は安全」と唱えていた評論家や著名人のCM登場数をランキ
ングしたものだ。以下4位玉木宏(俳優)、北村晴男(弁護士)と12人が
上げられている。「ギャラをもらって原発安全ムードを盛り上げたこれら
の人も罪深い」とMy Newsは断ずる。筆者はくどいようだが「死者にむち
打て」として自民党55年体制の中で原発を進めてきた政治家、大企業、御
用学者ら故人の罪を追及せよといってきたが、My Newsは生きているちょ
うちん持ちを厳しく糾弾する。「言い訳や取材拒否をする前にもらったCM
料を寄付せよ」。ぜひ一読をお勧めしたい。
3選された石原慎太郎都知事は大震災を「天罰」といって物議をかもし、
同氏としては珍しく謝罪したが都知事選と重ならなければ同氏のことだ。
謝罪はしなかったろう。石原氏も、地震や津波で犠牲になった人たちに向
けて「天罰」といったのではあるまい。あえてことばをつなぐなら地震国
でありながら何の対策もしていなかった行政や、「想定外の地震」で最悪
の事態に陥った東電の企業姿勢に対して天罰といったと忖度する。本音は
これらすでに鬼籍に入った当時のリーダーたちを鞭打つことであろうと思
う。
北京で日本産食品の輸入禁止が発表された。これを嗤ってはいけない。ま
して怒ってもいけない。中国政府は正しい。これぞ外交の基本である。中
国はこれで毒餃子事件を、高濃度農薬野菜を、メラニン入り牛乳への批判
を押し戻したつもりなのである。相手の弱みに付け込んで自己主張するの
が外交の定石というものだ。日本の外務省はこの外交の要諦をご存じない。
だから何の反応もせず言われっぱなしである。そしてほとぼりが冷めたこ
ろひたすら頭を低くして日本製食材の輸入をお願いすることだろう。その
とき居丈高に厳しい態度で有利に交渉を進める中国政府の姿が目に浮かぶ。
明治以来変わらぬ日本の外交姿勢である。
ところで香港では「日本食品は安全」をPRし始めた。同じ中国と思ってい
たが本土と香港でずいぶん違うものだ。香港政府は日本批判より経済問題、
雇用問題が日本食レストランに影響するので「風評被害を食い止めたい」
というのだ。本土中国共産党政府の「安全を期して当分の間日本製食材の
輸入を禁止する」措置は風評被害といっているようなものだ。これに対し
て中国政府が香港政府を叱ったという話はいまのところ聞かない。中国傘
下の香港でも中国人はこれだけのことを言う。ひょっとすると北京と香港
は裏でちゃんと話し合っていて本音とタテマエを使い分けているのかもし
れない。
ニュージーランドにも中国人移民はたくさんいる。中国系のスーパーマー
ケットや八百屋はあちこちにある。そこには中国はじめ、日本、韓国、タ
イやベトナムからの輸入食品がたくさん並んでいるが知り合いの中国人が
言った。「私らは中国製品は買いません」
(周)
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3.ホリスティックニュージーランドからのお知らせ
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ニュージーランド原産のマオリハーブ(薬草)製品を取り扱っている、
ホリスティックニュージーランドでは、NZ原産の自然の物を使用した、
体に優しいデトックス・免疫強化サプリメントを近日発売開始予定です。
どうぞお楽しみに☆☆
ホリスティックニュージーランド
http://www.holisticnz.co.nz/
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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
次回のニュージーランド情報もお楽しみに!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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