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Vol. 14 NZ 医療費は無料なの!?

VOL.14 2007年11月19日 ───────────────────────
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                発行:イーストウィンド <隔週月曜配信>
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だんだん暖かくなってきたせいか、日本からの観光客が増え始めました。
街を歩いていても、ツアーと思われる日本人観光客をよく見かけますし、弊
社オフィスでも、個人旅行でニュージーランドを訪れていると思われるシル
バー世代の方の利用が増え始めました。これからが夏本番。将来ニュージー
ランドへの移住を考えている方が下見に来るには最高の季節です。

移住とまではいかなくても、ロングステイや、シルバー短期留学など、ニュ
ージーランドの楽しみ方はいろいろあります。ニュージーランドに行きたい
けど、ガイドブックを眺めて終わってしまっている方!是非この季節にニュ
ージーランドを訪れてみてください。きっと日本に帰りたくなくなることう
けあいです。

(よ)



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今日のメルマガラインナップ

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1.ニュージーランドのニュースから(Vol.02) 〜 発明家NZ人 〜
2.ニュージーランドの医療事情(Vol.02) 〜 医療費無料って? 〜
3.連載コラム! 周さんのNZ生活(VOL.08)
   〜 ニュージーランド不動産私見 〜


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  1.ニュージーランドのニュースから(Vol.02) 〜 発明家NZ人 〜

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ニュージーランドのようなのんびりした国で暮していると、発明などとは程
遠いという気がします。実際、発明家や学者などは、暖かい南の島などで誕
生するケースは少ないようです。今回、「NZDaisuki.com」のニュージーラン
ドニュースで、たまたま続けてニュージーランド人が発明したものが紹介さ
れていました。

まず一つ目は、「生ぬるいビールを数秒で冷たくする器具」
氷の約4倍の冷却効果があり、しかも氷のように飲み物を薄めてしまうこと
もないというこの代物は、液体二酸化炭素を利用しドライアイスをつくりだ
すもので、ドライアイスはマイナス8.5度で普通の氷の4倍の冷却効果が
あり、冷却作用はすぐに始まり、数分間有効。氷と違って飲み物を薄まって
しまうこともないそうです。1つの小型缶で330mlのボトル飲料30本を
冷やすことができ、コストは1本あたりNZ$0.07ほどで済むそうで、
商品化が検討されているといいます。

これは、マッセイ大学オークランド設計学部の成績優秀者の作品で、まだま
だ若い学生の発明だそうです。夏といえばキンキンに冷えたビール!商品化
されれば、ビールを冷やし忘れた家庭で大活躍すること間違いナシです。

二つ目は、「ストレスを解消するフルーツジュース」
植物研究所が、人間の記憶力を向上させ、ストレスを軽減する効果のある飲
み物を開発したそうです。ニュージーランドよりも、日本で開発されて欲し
い感じの商品ですが、2年間かけて開発されたこの飲み物は、数種類の果汁
をブレンドさせたものだそうです。

今後もっと多くの臨床試験を行ない、効果が立証されれば製造会社とライセ
ンス契約を取り結び、うまく行けば2年以内に市場に出回り、小売価格は1
缶あたりNZ$4程度になるだろうと予想されています。研究所によると、
飲み物の材料となる果物はすでに市場に出回っているものばかりで、特別な
品種ではないそうです。一体どんな果物を使っているのか、興味があるとこ
ろです。

それにしても、科学薬品ではなく、天然のフルーツを使ってこのようなもの
を発明するあたりが、ニュージーランドらしいというような気もします。

よくよく考えてみれば、ニュージーランドではごくごく当たり前のアクティ
ビティである「バンジージャンプ」や「ジェットボート」も、ニュージーラ
ンドが発祥の地ですから、案外あたらしいことを考え出すのが得意な国民な
のかもしれませんね。


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  2.ニュージーランドの医療事情(Vol.02) 〜 医療費無料って 〜

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前回、「ニュージーランドで医者にかかる場合はまずGP(※General Prac
titioner)へ行く。」というお話をさせていただきました。そして、GPは
ニュージーランド人であっても有料であるという話もさせていただいたので
すが、今回は、ニュージーランド人であれば(※永住権を持っていれば)医
療費が無料になる病院の話をさせていただきます。

まず、ニュージーランドは医療費無料とよくいわれますが、どこでも無料と
いうわけではありません。国公立の病院であれば医療費が無料(※国からの
助成金で賄われる為)ということなのです。では、その国公立の病院という
のは、ニュージーランドにどれだけあるのでしょうか?ちなみにクライスト
チャーチでは、「クライストチャーチホスピタル」一軒のみです。あとは私
立の病院ですので、かかれば有料となります。

でも、無料だからといって、クライストチャーチホスピタルに行って、簡単
に診察してもらえるわけではありません。前回ご説明しましたように、簡単
なケガや病気ならGPへ行くのが基本ですので、クライストチャーチホスピ
タルで診察してもらえるのは、救急車で運ばれた場合や、紹介状をもらって
行く場合に限られるのです。

わたしの友人が倒れて救急車で病院へ運ばれたときには、病院へついたとき
にはすでに歩ける状態でしたので「GPに行って紹介状をもらってきて」と
追い返されてしまいました。検査もなしです。足を複雑骨折して手術をした
友人も、3日で退院させられてしまいました。ベッドが足りないのです。

また、わたしは仕事柄、医療通訳でお客様を病院へお連れすることがよくあ
りますが、GPでは手におえず、クライストチャーチホスピタルへ送られる
のは、100人に1人くらいの割合です。そして、クライストチャーチホス
ピタルで入院し、散々検査をして、でも原因が不明なまま患者さんが回復し
て、退院。というケースが何度もありました。

おなかが痛いと言って運ばれた患者さんが「問題ないので今日は帰りなさい
」と言われ、翌日死亡して新聞で大きく取り上げられたこともありました。
日本でも医療ミスの問題はよく発生しますが、ニュージーランドの場合はそ
れ以前の問題かもしれません。手術の予約が取れないどころか、検査さえ半
年待ちなどということもあり、順番が回ってくる前に死亡してしまうケース
も多く報告されています。

これはニュージーランド国内でもかなり問題視されています。医者不足が原
因のようですが、私立の病院へ行けば、まだ国公立にくらべて予約も取りや
すく、お金はかかりますが、快適な環境で入院もできるのです。このような
理由から、医療費は無料といえども、自分の命のことを考えたとき、この医
療費無料制度に頼るよりも、民間の医療保険に加入し、万が一の時には私立
の病院に迷わず行けるようにしておくことも大切です。

ニュージーランドには日本のような国の保険制度がありませんので、国が補
償してくれる無料の国公立病院に行くか、それとも自分で民間の医療保険に
入り、私立の病院の診療をカバーしてもらうのか、これは個人個人の選択に
委ねられているのです。

民間の医療保険でも、いくつか種類があり、例えば入院や手術などの大きい
金額のものだけがカバーされるもの、専門医の診療もカバーされるもの、歯
科医もカバーされるもの、GPもカバーされるもの、などがあり、もちろん
カバーされる範囲が大きくなればなるほど掛け金が高くなります。

永住権を取得すると、「海外旅行保険」には加入ができなくなります。AIU
などの日本の保険はもちろんのこと、ニュージーランドの保険会社であるユ
ニケアにも加入できません。就労ビザまでは海外旅行保険に加入し、永住権
を取得後は、医療保険を検討されることをおすすめいたします。



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  3.連載コラム! 周さんのNZ生活(VOL.08)
     〜 ニュージーランド不動産私見 〜

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いくら人気がある町とはいえショッピングセンターがひとつとわずか300
メートルほどの商店街があるだけの住宅地である。その短い商店街に六軒も
の不動産屋がひしめいている。入り口のガラス窓に「物件」の写真を貼り付
けた東京でも見かけるアレだ。いくらなんでも多すぎやしないかと思ってい
たら案の定つい先ごろそのうちの一軒が店を閉じた。

人口400万人のニュージーランドで最大の120万人の人口を抱えるオー
クランドは不動産購入ブームだという。確かにここM町に住んでみると10
0メートルに1〜2軒は「For Sale」の看板が立っている。この国に来た
当初はバブル崩壊後の日本と重ね合わせて「大変な不況なのだろうか」と思
った。事実は逆で売り出せばすぐ買い手のつく活発な市場なのだった。

この国の人の住宅に対する意識は日本とはだいぶ違うようだ。日本では自分
の家を持つのは「男子一生の仕事」とか言ってやっと手に入れた我が家で一
生を過ごすのが当たり前だがこちらでは「家族のスケールにあわせて」家を
買い換えると聞いた。新婚で若い二人だけのとき、子供ができてもう一部屋
というとき。さらに子供が成長して学校に上がるときと2回3回と家を買い
換えるのが普通だと言う。

「For Sale」の看板を出すと売主の住人は土曜とか日曜の1時間くらい家
族で外出する。あとは不動産業者がその家に陣取って誰でも見たい人に好き
に家の中を見学させる。これを「Open Home」という。そして気に入ったら
不動産屋さんと交渉ということになる。あらかじめ価格が表示されている場
合と、オークションで競り合わせる売り方もある。「ひやかし」で時たま「
Open Home」を覗く。同じ町でも海の見える住宅はすべて100万ドルを越
す。中には300万ドル以上のもある。地価の高い東京の一戸建てでも数億
の物件はそう簡単に売れるものではなかろう。ニュージーランドの家主は強
気だなと思う。

住宅の質はどうだろう。海は見えなくともたいていの一戸建てにはデッキと
庭がつき、周囲に緑は多く外見はすばらしい。しかし、実際家を買うとなる
とかなり当たりはずれがあるようだ。ニュージーランド滞在2年近いうちに
借りた2軒からの感想を言えば建築技術のレベルは相当低いと思う。ドアの
たてつけは良くないし窓は隙間が空いて、時には雨漏りに見舞われる。先日
も下水の水があふれてガレージに侵入して「床下浸水?」になった。当方の
クレームに来てくれた家主が現状を見た後で「この家を買わないか?」と聞
いてきた。住宅にも家主にもデリカシーがないようである。この国では家を
買うにも借りるにも日本的感覚とのギャップにどう折り合いをつけるかが問
題だと思う。

さて店じまいした不動産屋の空き事務所だがライバルの不動産屋が仲介にな
って「For Lease」の看板が立っている。3週間過ぎたがまだ看板は下ろさ
れていない。


(周)



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【あなたにもできる! ニュージーランド移住情報 】
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今回もご愛読いただきまして、ありがとうございました。
次回のニュージーランド情報もお楽しみに!

これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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